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宅配ボックスではなく宅配バック 日本郵便が無料配布

2020/02/16
インベストオンライン編集部
宅配ボックスではなく宅配バック 日本郵便が無料配布

一人暮らしや共働き家庭では、在宅の時間が限られているため、なかなか宅急便の荷物が受け取れない。
そういった宅急便の再配達をなくす設備として、宅配ボックスは人気の住宅設備の1つとなっています。

宅配ボックスはそれなりの初期費用がかかりますが、玄関ドアに取り付けるだけて荷物が受け取れる「宅配バックOKIPPA」は税込3,980円と安く導入できるため、普及にむけて日本郵便株式会社は新たなキャンペーンを開始しました。

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置き配バッグOKIPPAを10万個無料配布

日本郵便は、宅配荷物の再配達の削減を目的として、物流系ITスタートアップのYper株式会社が開発・販売するOKIPPA(オキッパ)を抽選で10万世帯に無料配布するキャンペーンを開始。期間は〜2019年8月26日(月)までとなっており、主な応募条件は下記です。

  • 当選後、使用状況等に関する2回のアンケートに回答すること
  • 月に2〜3回以上、通販等により購入した商品を宅配便で受け取っていること
  • オートロック環境の住居にお住まいでないこと
  • OKIPPAを転売・譲渡などしないこと
  • 配達が完了した荷物に亡失等があった場合、日本郵便がいかなる損害賠償も行わないことに同意頂くこと

日本郵便 無料配布キャンペーンサイト

宅配バックOKIPPAとは

OKIPPAとは、置き配バッグ(簡易宅配ボックス)専用アプリ再配達のストレスをゼロにすることを目的としたサービスです。

置き配OKIPPAとは

通常の置き配(宅配物を玄関前にダンボールのまま置く方法)と堅牢な宅配ボックスの中間に位置し、スペースのない場所にも手軽に宅配ボックス環境を提供できる製品で、玄関口に固定する専用ロックと内鍵(ダイヤル式南京錠)が付属しており、通常の置き配と比較し、盗難や個人情報漏洩のリスクを大幅に低減できるのが特徴とのことです。

収納時は手のひらサイズまで折りたたみ可能で、設置工事は発生せず、女性でも簡単に取り付けが可能
盗難が心配な場合には、プレミアムプランの1つである東京海上日動と共同開発した専用の置き配保険(盗難補償)の利用も可能となっています。

2018年9月中旬に発売開始し、すでに全国12,000世帯以上が導入済とのことです。

置き配バッグ「OKIPPA」 製品概要

品名: OKIPPA バッグ・専用ロック・内鍵、専用バンド、取扱説明書他7点セット
カラー: 全1色(ネイビー)
通常販売価格: 税込3,980円(送料別)
材質: 本体/ポリエステル(撥水加工)、持ち手/ポリエステル
耐荷重 13kg
サイズ: バッグ使用時/約70×66cm(容量57L)、折りたたみ時/約13×13cm(厚さ5cm)

日本郵便が目指す、再配達率の大幅な引き下げ

再配達を約61%削減することに成功
置き配バッグOKIPPAで再配達を61%削減、日本郵便との共同実証実験結果

本キャンペーンに先立ち、2018年12月の1ヵ月間、東京都杉並区の1,000世帯に置き配バッグOKIPPAを無料配布して、再配達の削減効果を検証したところ、再配達を約61%削減することに成功したとのことです。

また、これまで日本郵便では、一戸建、アパートなど(2階以下の集合住宅)、マンションで各住戸に設置された宅配ボックスの利用に関して申請書「指定場所配達に関する依頼書」の提出が必須でしたが、6/24以降のOKIPPA利用の場合には申請書の提出は不要になり、OKIPPAを受け取ったその日から荷物の受け取りに利用が可能です。

OKIPPAは、アプリ連携することで配送会社5社(ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便、Amazonデリバリープロバイダー各社、楽天EXPRESS)の荷物の受け取りにも利用できるため、入居者の利便性アップとなりそうです。

懸念としては、荷物の盗難です。
バッグと玄関ドアを結ぶワイヤーで繋ぐとのことですが、ワイヤーカッターなどで切れることはないのか、もし盗難となった場合は大家責任となるのか。
賃貸サービスの1つとしてOKIPPA導入にするには、そのあたりの免責を加えた運用の検討が必須となりそうです。

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