家賃アップできる・入居者満足度が高い設備とは?
(株)リクルート住まいカンパニーは「2017年度 賃貸契約者動向調査」首都圏)」の結果を発表しました。
この調査は賃貸物件を契約した人の行動実態の調査を目的として、2017年度に首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)で賃貸物件を契約した人(一人暮らし、2人、ファミリー)を対象に行われました。
調査によると、部屋探しにおいて最も決め手となるのは「家賃」とのことです。
また、同じく決め手となる要素であきらめることが少ないのは「路線・駅やエリア」、最終的にあきらめることが多いのは「築年数」でした。
こちらでは最も決め手となる「家賃」にも関連する【設備】について注目したいと思います。
株式会社リクルート住まいカンパニー「2017年度 賃貸契約者動向調査 (首都圏)」
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家賃が上がっても「追い炊き機能付きの風呂」は欲しい入居者
一人暮らし、2人、ファミリー総合で「次引っ越す際に欲しい設備」のトップ3は
【エアコン】【独立洗面台】【TVモニター付きインターフォン】でした。
また、下の表は「家賃が上がっても欲しい設備」。
「設備追加の必要度と家賃上昇の許容割合上位20項目」を確認することができます。
(株)リクルート住まいカンパニー「2017年度 賃貸契約者動向調査 (首都圏)」
これによると、家賃が上がっても欲しい設備の1位は「追い炊き機能付きの風呂」で、家賃上昇の許容額の平均は【1400円】でした。
また、家賃が上がっても欲しい設備の中で、最も家賃上昇許容額が高いのが「エアコン」という結果に。許容額平均は【1800円】でした。
次いで「スマートキー【1600円】」、「独立洗面台【1400円】」、「浴室乾燥機【1400円】」などが上位となっています。
満足度の高い設備
一方、「満足度の高い設備」上位5位はこのような結果になりました。
1位 「24時間出せるゴミ置き場」
2位 「遮音性の高い窓」
3位 「宅配ボックス」
4位 「無料インターネット完備」
5位 「追い炊き機能付きの風呂」
満足度を見ると、家賃が上がっても欲しいと思う設備とは若干の違いがあるようです。
なお調査によると、2位の遮音性能の高い窓については、昨年からの伸び率が最も高く、満足する人の割合が最も増加したとのことです。
知っておきたい入居者のニーズと空室対策
同調査によると、部屋探しにおいて不動産会社店舗への訪問数や部屋探しの物件見学数はともに減少傾向にあるとのことです。
契約までに見学する物件数は過去最少で平均2.9件とのことでした。
当社のアンケートでも物件を決めるまでの期間については「1日」と答える人が多く、あまり時間をかけずに物件を決める人が増えているようです。
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30歳女子の物件放浪記⑤一人暮らしアンケートまた、昨今は入居者自身がインターネットで物件情報を検索することが多いです。
検索する際には、まず条件をエリアや家賃、設備などの条件を絞って検索する方がほとんどかと思われます。
こうした設備は、そういったインターネットでの検索結果にも左右され、入居付けを左右する重要事項と言えそうです。
時代性に合った入居者のニーズを知り、必要によっては設備導入を検討。そしてそれに見合う家賃を設定することが、空室対策として有効なのかもしれません。
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