不動産投資コラム

民泊の清掃は代行を利用?知っておくべき出費とコツ

行政書士棚田 健大郎
民泊の清掃は代行を利用?知っておくべき出費とコツ

前回 では民泊清掃代行のサービス内容や料金プランについて触れてきましたが、今回は清掃代行を利用する際の注意点や、利益をアップさせるためのアイディアなどについて解説したいと思います。

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清掃代行は思わぬ出費に注意

前回 でご紹介した料金については、原則として事前に依頼したサービス内容に対してかかる費用のため、きちんと管理していれば利益が減ることはほとんどありません。

ところが、以下のような状況が発生すると、自動的に追加料金を請求される可能性があるため注意が必要です。

延長料金

民泊にはチェックインとチェックアウト時間が決まっています。

清掃代行会社は、1日に何件もの物件の清掃業務を請け負っているため、指定されているチェックアウト時間までに利用者がチェックアウトせずに部屋にいると、清掃代行会社がスケジュールをリスケしなければならなくなるため、別途延長料金を請求される場合があるのです。

延長料金については10分単位で1,000円程度請求されることもあるため、事前に契約書等で確認しておくとともに、ゲストにはチェックアウト時間の厳守を徹底させる必要があります。

守らないゲストにはペナルティも必要

ペナルティ

保有している民泊物件数が増えてくると、チェックアウト時間を守らないゲストに頭を悩まされるケースが増えてきます。

チェックアウトが守られないと、清掃代行会社に延長料金を請求されるばかりか、当日に別のゲストのチェックインがあれば、チェックイン時間までに掃除が間に合わなくなる可能性も出てくるため深刻な問題です。

客層にもよるとは思いますが、あまりにも守らないゲストが多い場合は、別途延長料金をペナルティとして設定すると抑止効果として期待できます。

チェックインとチェックアウト時間設定のポイント

民泊運営をする際には、チェックインとチェックアウトの時刻を決める必要がありますが、清掃代行会社を利用する場合は、同日にゲストが入れ替わる場合を想定すると、最低でも5時間以上は空ける必要があります。

例えば、10時チェックアウトであれば、チェックイン時刻は15時以降に設定しておくことが理想です。

清掃代行会社によっては5時間以上空けることを条件としているケースもあるようなので、事前に確認しておきましょう。

キャンセル料

予定していたゲストが宿泊をキャンセルすると、それに合わせて清掃代行会社の予定もキャンセルすることになってしまうため、一定のキャンセル料金を請求される可能性があります。

キャンセル料については、事前の契約内容に記載されていますが、当日キャンセルの場合は、100%請求という運用を行っている清掃代行会社が多いようなので注意が必要です。

2日以上前のキャンセルであれば、キャンセル料がかからないケースが多いので、キャンセルが発覚したらすぐに清掃代行会社に連絡しましょう。

繁忙期料金

民泊の1泊あたりの宿泊料金については、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆(夏休みシーズン)などの繁忙期に値上げするのが一般的ですが、清掃代行の料金についても繁忙期については繁忙期料金を請求される場合があります。

相場としては通常料金の2倍近くまで高騰することもありますので、繁忙期シーズンの宿泊料金を設定する際には、事前に清掃代行会社の繁忙期料金も確認しておきましょう。

民泊で室内を清潔に保つ秘訣とは

前半でも述べましたが、室内の清掃状態はレビューに強く反映され、利益に直結して影響してくるため、非常に重要な要素となります。質の高い清掃代行会社を探すことも重要ですが、室内を清潔に保つためにできる工夫はそれだけではありません。

清掃用具を室内に備え置くと効果抜群

掃除道具

民泊はホテルとは違い、連泊しても途中でベッドメイキングが入ることはないため、室内を綺麗な状態で保つためには、ゲストの協力が欠かせません。

掃除機、お掃除用ロボット、ウェットティッシュ、フローリングシート、ホウキ、ちりとり、ゴミ箱、ゴミ袋、粘着クリーナー、モップ、掃除用洗剤などを室内に据え置くことで、ゲストに自ら掃除をしてもらえる可能性が高まります。

特にファミリーをターゲットとした民泊運営を考えている場合は、清掃用具を据え置くことで、室内をきれいに保ちたい親が積極的に掃除をしてくれるため、清潔な状態が保たれるとともに、満足度も上がって一石二鳥です。

清掃用具については、清掃代行会社のリースなどを利用するとよいでしょう。

清掃は自分でやることも可能?

家主不在型ではなく、家主同居型のホームステイのような民泊営業を検討している方については、清掃代行を依頼せず、自分自身で清掃をして経費を削減する方法もありでしょう。

清掃代行を利用しないと、経費が削減できるだけでなく、次のようなメリットもあります。

  • ゲストの傾向や好みがわかるようになる
  • 宿泊費用を値下げして稼働率を上げられる

ただし、稼働率が上がってくると自分ですべて対応することが大変になってきますので、戸数を増やしていく場合については、どこかのタイミングで清掃代行に移行したほうがいいかもしれません。

まとめ

民泊代行、そして清掃代行について解説してきました。
清掃代行を利用すると、一定の経費はかかりますが、通常の賃貸経営に比べ民泊は清掃に入る回数が圧倒的に多いため、効率を考えると清掃代行を利用することをおすすめします。

料金体系は会社によって特徴がありますので、今回ご紹介した情報を参考に、自分にあった清掃代行会社を探してみましょう。

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棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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