30歳女子の物件放浪記⑤一人暮らしアンケート
こんにちは。最近ついに一人暮らし用の物件を契約したインベストオンライン編集部員A子です。
インベストオンラインでは単身者向け物件ニーズを調査するため、18~50歳の一人暮らし経験者の男女にアンケートを行いました。
今回はそこから見えてくる一人暮らしの物件探しの実態をお届けします。
これを見れば、人気物件とそうでない物件の違い、空室がなかなか埋まらない理由が見えてくるかもしれません。
【1分で分かる!新築一棟投資の魅力とは?】東京圏・駅徒歩10分圏内の物件紹介はこちら
実際に住んだ物件について
まずは一人暮らし経験者を対象に、実際に住んでいた物件について伺いました。
家賃はいくら?
家賃の中央値は下記のような結果となっています。
家賃中央値:72,000円
男性中央値:76,000円
女性中央値:66,500円
アンケート対象:東京圏の単身用物件
一人暮らしの物件家賃としては、男性の方が高いようです。
最寄駅から物件までの距離は徒歩どれくらい?
最寄駅からの距離は、徒歩10分以内・5分がそれぞれ29%と高い割合でした。
6割近くが徒歩10分圏内の物件を選んでいたということになり、15分を超えると入居付けに影響することがうかがえます。
部屋の面積は?
部屋の面積はバラつきが見られるものの、20~24㎡が最多という結果でした。
一人暮らしの部屋を探す際は、「20㎡」以下か以上かということは重要な基準であるようです。
決めるまでの期間はどれくらい?
半数が「1日」で決めたという回答でした。「良い物件が見つかればすぐ決める」という人が多いようですが、その次に多いのは「1か月」であり、すぐ決める人と時間をかけて決める人の差は大きいようです。
その物件にした決め手は
1位…立地
2位…安さ
3位…広さ
ほとんどの方が「立地」は決め手になるという回答をしています。
また立地で最も重要視されるのが「最寄駅からの距離」、それに続いて「職場・学校からの距離」「治安」「コンビニ・スーパーの近さ」という回答が続きます。
2位には「安さ」がランクインしていますが、費用で重視するのは「賃料の安さ」が多く、その次に「初期費用の安さ」が続きました。
退去理由は
1位…結婚・転勤など環境の変化
2位…嫌気・よりよい物件へ
3位…更新
退去理由で最も多かったのは結婚や転勤など、身の回りの環境の変化によるものという回答でした。
その次に多かったのが「物件に嫌気がさした」「よりよい物件へ引っ越したいと思った」という回答でした。
また、更新時によりよい物件へ引っ越しを考える方も多いようです。
その他「建替えにつき大家側の都合で退去」「通勤に嫌気がさした」などという回答もありました。
希望する物件の条件について
こちらでは実際の住んだ物件とは別に、現在の希望としてどんな物件に住みたいかということについてお答えいただきました。
物件を決める際に重視すること
物件を決める際に重視することは?下記の項目から選択していただきました。
こちらはランキング形式でお伝えします。
1位…家賃
2位…最寄駅からの距離
3位…部屋の面積
4位…収納の広さ
5位…築年数
5位…建物の構造
7位…ネット環境
物件を決める際にほとんどの方が「家賃」を重視し、家賃設定こそが物件探しの要といえそうです。
欲しい・外せない設備
設備面では「バス・トイレ別」を希望するという回答が最多でした。とくに女性はユニットバスよりもバス・トイレ別を希望する方が多いようです。
それに続く設備は「室内洗濯機置き場」ですが、こちらを求める男女の割合はほぼ同じでした。
また下記以外にも「都市ガス」や「防音」などがあり、設備面のニーズはバラつきがあるようです。
物件に住んでみて嫌だったことやエピソードがあれば教えてください。(自由回答)
どんな物件も、実際に住んでみなければわからないことがあります。
こちらでは住んでみて嫌だった、マイナスに感じたエピソードを教えていただきました。
「1階の古めの物件で虫がちょこちょこ出た。」(18歳・学生・男性)
「国道1号沿いなのでうるさいが、ペアガラスじゃなかったこと」(33歳・社会人・男性)
「1階だったので底冷えした。」(27歳・社会人・女性)
「プロパンガスでガス代が高すぎだった。」(24歳・社会人・女性)
■ 定番(?)騒音トラブル
「上の階の住人が夜中に大騒ぎしたので警察を呼んで静かにしてもらった。」(27歳・社会人・女性)
「ベランダ越しに聞こえる隣人の外国人カップルの喧嘩」(18歳・学生・男性)
「上の部屋の人が熱唱しすぎる。」(20歳・学生・女性)
■ もはや事件!?な近隣トラブルや不可解な出来事も…
「斜め下の部屋でボヤ騒ぎが一度あって、消防車が大量にきた。コンクリートということもあり、大きなことにはならず、後日、その住人が紅茶セットを配っていた。」(25歳・社会人・女性)
「当時主な足だった原付が壊された。」(28歳・社会人・男性)
「彼女の元カレに郵便受を破壊された」(18歳・学生・男性)
「窓の外側に手のあとがついていた。」(20歳・学生・女性)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私もそうでしたが、入居者はやはり
①まず希望家賃金額を設定をしたうえで、
②その価格で最寄駅からの近さなど、立地を絞って探し、
③それ以外の希望がどれくらい合致するのか?
という優先順位持っているのではないでしょうか。
もちろん設備が充実しているほど良いし、より良い環境の物件に住みたい。
しかし最寄駅から15分以上だと、検索対象にもならない可能性が高くなります。
これから不動産投資・アパート経営を始める方は、物件選びの際にぜひ立地にこだわって探し、家賃設定を考えてみてはいかがでしょうか。
手間をかけずに将来に備えた資産をつくる…空室リスクが低い不動産投資とは?
- 第1回:30歳女子の物件放浪記①入居者が物件に求める条件
- 第2回:30歳女子の物件放浪記②入居をやめた7つの要因
- 第3回:30歳女子の物件放浪記③惜しい!あと少しの物件3つ
- 第4回:30歳女子の物件放浪記④ついに部屋決まる!契約へ
第5回:30歳女子の物件放浪記⑤一人暮らしアンケート