立川再開発2020/イケア前に天然温泉付ホテルも
今回は東京都多摩地区の中心、立川駅周辺で進行中の大規模再開発事業「立飛みどり地区プロジェクト(仮称)」に注目します。
立川にはかつて「立川飛行場」という飛行場があり、終戦後はそこに在米軍基地「立川基地」ができました。その後1977年(昭和52年)に全面返還され、広大な跡地は昭和記念公園をはじめ様々な形で利用されています。
1998年に多摩都市モノレールの開業以降、2014年IKEA立川、2015年にららぽーと立川立飛が開業など、これまで多くの再開発が進められてきた立川ですが、来年2020年には、新たな街区「GREEN SPRINGS」が開業します。
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GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)とは
GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)とは、現在立川駅北側に位置する「みどり地区」で、建設が進められている新街区です。
開業予定は2020年4月、事業主は立川市に本社を置く株式会社立飛ホールディングスで、コンセプトは「空と大地と人がつながる”ウェルビーイングタウン”」とのことです。
所在地はJR立川駅北口より徒歩約8分/多摩都市モノレール 立川北駅より徒歩約4分。IKEA立川付近です。
来年の開業を前に、街区のロゴ発表や新設されるホールの利用予約受付が開始されるなど、着々と準備が進められています。
ホール「TACHIKAWA STAGE GARDEN」利用予約開始
「TACHIKAWA STAGE GARDEN」は、多摩地区最大規模の多機能ホールとなります。
最大の特徴となるのは、2階席の後方を開放し、2448席(予定)の客席と収容人数628人(予定)の屋外ステージがつながり、屋内外を一体で利用できるというユニークな構造です。
屋外ステージ側から見たTACHIKAWA STAGE GARDEN(イメージ)▼
高性能なスピーカーやフレキシブルな客席形状を持ち、スタンディングライブにもホールツアーなどのコンサートにも対応可能とのことです。客席数は約2,500席(多摩最大級)、スタンディング時は3000人となります。
さらに、エンタテインメント演目のほかにも、あらゆるイベントや催事に対応。24時間365日いつでもレンタル可能とのことです。
ホールレンタルの一般受付は、2019年6月3日より開始しています。
ライブやコンサートなどの音楽イベント、展示会など幅広い用途で利用可能 (イメージ)▼
天然温泉も楽しめるホテル「SORANO HOTEL」
GREEN SPRINGSに、昭和記念公園を一望できるホテル「SORANO HOTEL」が新設されます。
GREEN SPRINGSのコンセプトと同様に、「空と大地と人がつならる‟ウェルビーイングホテル”」をコンセプトに、都心と自然が交差する豊かな環境のなかで、心と体に心地いい体験を提供するとのことです。
10Fから屋上となる11Fの2フロアには、SORANO HOTEL最大の特徴となるホテル屋上にあるインフィニティスパがあります。
長さ約60mと、都内屈指の大きさとなり、立川の広い空の下、優雅な時間を提供するとしています。
10Fにはサウナやジム、温浴施設が入居予定となっています。また、同ホテルのために掘削された天然温泉を楽しむことも可能です。
11F Infinity SPAイメージ▼
ホテルのデザインを手掛けるのは、GINZA SIXのメインスペースや、Dolce & Gabbanaミラノ、ロンドン店など世界中のラグジュアリーブランドの店舗内装やインテリア・建築を手掛けてきたグエナエル・ニコラ氏です。
エントランスからロビーにつながる‟テント”をモチーフにデザインされた空間となります。
「SORANO HOTEL」予約開始は2019年9月、公式サイトは近日公開予定となっています。
ロビーイメージ▼
「たましん」オフィス移転・エリア全体図
GREEN SPRINGSエリア内で立川駅から最短距離にある建物に、地域金融の多摩信用金庫の本店・本部が移転します。
その他、多数のショップ・レストランやオフィス、そして長さ約120mのなだらかな階段状の「カスケード」上には水が流れ、約10,000㎡の広大な広場で構成される予定です。
株式会社立飛ホールディングスのプレスリリースより加工して作成
自然豊かで住環境がいい立川
立川は新宿まで乗換なしで約25分と都心へのアクセスがよく、商業施設が豊富で買い物に困らない、そして広大な広さを誇る昭和記念公園があり、自然豊かで住みやすいと言われています。
駅から少し離れると住宅街が広がり、賃貸需要も高い街です。
来年2020年のGREEN SPRINGSの開業により、ますます活気のある街になっていきそうです。
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