不動産投資のQA

賃貸経営で発生する家賃滞納や、雨漏り、騒音など…様々なトラブル。対応方法について専門家がお答えします。

物件が一定期限までに売れなかった場合、現金化する方法は?

現在マンションを売りに出していますが、どうしても急ぎでキャッシュが必要な状況です。
一定期限までに売れなかった場合、何とか現金化する方法はありますか?

一定期間売買募集をして、決まらなかった場合に数割安い金額で買取り保証するサービスがあります。

不動産を売却するためには、株式売買とは違いある程度の募集期間が必要ですが、今回の事例のように急いで現金化したいという方も少なくないでしょう。
このような場合は買取り保証サービスを利用するのも一つの手です。

通常、急いで売りたい場合は一般市場で募集するのではなく、不動産会社の買取りを利用することが多いと思います。ただ、買取りとなると相場よりも1~2割程度安い金額になってしまうという点がデメリットです。

そこで、いきなり買取りを利用するのではなく、一定期間は一般市場で募集をしてもらってそれでも売れなかった場合には必ず買い取るサービスである買取り保証を利用することで、うまくいけば買取りよりも高い金額で売れる可能性が残ります。

ご相談事例のように、売買代金が一定の期日までに必要になる方については、その期限から逆算して買取り保証サービスを活用することで、資金繰りを心配することなく、一定期間は売買募集することが可能です。

買取り保証は不動産投資だけではなく、マイホームの住み替えの際にもとても役立ちます。
住み替えの場合は、一定期限までに現在のマイホームを売却して、その代金をそのまま新居の購入代金に充当するというケースがあるので、買取り保証サービスがとても有効です。

また、買取り保証で買い取った物件を再販したことによって利益が出た場合に、その一部を還元するというサービスを行っている良心的な不動産会社もあります。
買取り保証サービスは不動産会社によってサービス内容が微妙にことなりますので、利用する際には複数の会社を比較して検討してみるとよいでしょう。

2020/05/13

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棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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