賃貸経営をする法人を作ったらまずやるべきことは?
個人で賃貸経営をやってきましたが、今年から会社にしようと思い、会社の登記を申請しました。
会社作ったらまず何をすればよいのでしょうか?
従業員がなく、消費税の免税事業者という前提でお答えします。
税務署への届出
下記の書類を税務署に提出が必要です。
- 法人設立届出書(定款を添付)
- 青色申告の承認申請書
- (役員報酬を出す場合)給与支払事務所等の開設届出書
- 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
※青色申告の届出は期限までに忘れずに出すこと。
《提出期限》
会社設立日から3ヶ月以内。または、最初の事業年度終了日。いずれか早い方の前日まで。
都道府県事務所
税務署以外にも、地方税の申告書を提出する都道府県に届け出が必要です。
- 法人設立届出書(定款の写し、登記事項証明書を添付)
市区町村役場
地方税の申告書を提出する市区町村に届け出が必要です。
- 法人設立届出書(定款の写し、登記事項証明書を添付)
※東京23区の場合は都税事務所のみでよい。
(代表者に役員報酬を出す場合)年金事務所
社会保険に加入する手続きをする場合に提出が必要です。
- 新規適用届出(登記事項証明書など)
金融機関
会社の登記ができてから会社の口座を作ることができます。
必要書類は、金融機関によって異なる可能性があるため、事前に確認してから窓口に行った方がよいでしょう。
- 口座開設(登記事項証明書、定款、印鑑証明書など)
※審査に時間がかかるので早めに手続きをすること。
資本金の移動
法人の口座が開設できたら、個人口座で預かっていた資本金に相当する金額を、法人口座に移す。
各種名義変更
必要に応じて個人名義のものを法人名義に変更する。
- 電気代、携帯代、車両、保険など。
2022/06/17
東京圏人口一極集中さらに加速…不動産投資は、立地で決まる。解説本無料プレゼント
回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士