不動産投資のQA

これって経費になるの、ならないの?確定申告する場合の項目はなに?そんな疑問に大家専門の税理士がお答えします。

不動産購入諸費用の処理が個人と法人で異なる点は?

不動産の購入諸費用のうち、法人と個人では処理が違うものがあると聞きました。
具体的にどの部分が異なるのでしょうか?

登録免許税と不動産取得税の取り扱いが異なります。

購入の際にかかってくる、登録免許税と不動産取得税の取り扱いが異なります。

個人の場合

個人の場合には、その年の必要経費に計上することになります。
「必要経費に計上する」となっているため建物などの固定資産として計上することはできません。

法人の場合

一方法人では、登録免許税や不動産取得税は経費計上することもできるとなっています。つまり、資産計上するか、経費計上するか選択できることになっています。
法人の場合には、経費計上することで大きな赤字を出したくないという場合に、あえて資産計上することもできます。

なお、購入のための仲介手数料、固定資産税の精算金は、個人でも法人でも資産計上になりますのでご注意ください。

2018/09/23

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渡邊 浩滋

税理士・司法書士

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

経営難だった実家のアパート経営を大きく改善し、大家さん専門の税理士事務所を設立。北海道から沖縄まで幅広く相談を受ける。セミナー、出版、連載など多方面で活躍。専門税理士ネットワーク『knees』メンバー。

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