コロナによる納税猶予を受けたら、今後の融資に影響が出る?
コロナの影響で退去が増えています。
固定資産税や予定納税の支払いがあるので、1年間の納税猶予を受けようかと思っています。
今後融資を受けるにあたって不利になることありますか?
今後、融資を受けるまでに納税を済ませておかなければ、借入が難しくなる可能性があります。
コロナによってひと月の売上が前年同月比で20%以上減少していれば、1年間の納税を猶予してもらえます。
対象の税目は、印紙税を除く、すべての税金が対象です。
今後、コロナ支援以外の融資(物件購入など)を受ける場合には、必ず納税証明書が要求されます。
これは、税金の納期限より後の貸付は、回収が劣後(税金が優先的に回収される)してしまうためです。
税金を滞納してしまうと、融資は原則難しくなってしまいます。
したがって、猶予を受けること自体は不利にはならないと考えられますが、融資を受けるまでには、納税を済ませておかなければならない可能性があります。
2020/06/16
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回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士