マンション売却の際、取得費から減価償却費を控除するのはなぜ?
マンションを売却する場合、取得費から減価償却費を引くというのが、今ひとつ理解できないのですが、これは一体どういうことでしょうか?
建物は年々価値が減っていくものと考えられているからです。
建物については、年々価値が減っていくものと考えられています。
そのため、購入した金額ではなく、(減価した後の) 現在の価値と売却金額の差を売却利益として譲渡税が課税されるのです。
例えば、1,000万円で購入したマンション(諸経費込みの金額うち建物分500万円)を3年経過後売却した場合建物500万円から3年分の減価償却費を控除します。
RC造の場合、事業用は47年ですが、非事業用の場合70年で耐用年数を計算します。
500万円-202,500円=4,797,500円(建物の取得費)
なお、土地は減価しないものと考えるため、購入した金額を用います。
2019/09/26
東京に仕事を求めてやってくる単身者増加中…不動産投資は、立地で決まる
回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士