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豊洲市場の隣に新たなホテル・オフィスが誕生

2020/02/16
インベストオンライン編集部
豊洲市場の隣に新たなホテル・オフィスが誕生

国土交通省は、2月26日、都市再生特別措置法※の規定に基づき、清水建設株式会社から申請のあった民間都市再生事業計画「(仮称)豊洲六丁目4-2,3街区プロジェクト」について認定したと発表しました。

市場が移転したことで、さらなる賑わいをみせる豊洲エリアにおいて、様々なビジネスニーズに対応する大規模オフィスや、宿泊施設の整備を計画。また、ゆりかもめ「市場前」駅と連携した交通広場と、水と緑を活かしたオープンスペースなどを備えた、魅力的な複合市街地として開発していくとのことです。

※都市再生特別措置法とは、近年の急速な情報化や国際化、少子高齢化などの社会経済情勢の変化に都市として対応できるように、都市の再生の推進に関する基本方針等について定めた法律。認定を受けた民間事業者に対しては、都市再生特別措置法に基づく特例(金融支援等)、租税特別措置法および地方税法に基づく税制上の支援措置などが設けられています。

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「市場前」駅に隣接する計画地

「市場前」駅に隣接する計画地

清水建設 ニュースリリース

計画地(4-2,3街区)は豊洲市場の目の前であり、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「市場前」駅に隣接しています。
また、首都高速道路「豊洲I.C.」にも近いため、こうした交通利便性を活かし、オフィス棟とホテル棟の間に高速バスや路線バスが発着可能な交通広場を整備するとしています。

また、交流・にぎわい施設歩行者ネットワークの整備などにも取り組み、豊洲地区のまちづくりに貢献していく予定とのことです。
敷地面積はおよそ2万4000m²。2021年8月の竣工予定です。

建築されるオフィスとホテルについて

豊洲にオフィスとホテルが建築

国土交通省 プレスリリース

11階建てのオフィス棟では、約2,000坪のフロア「多様性・機能性・快適性」を追求し、テナント企業が自ら新しいワークプレイスを創出できる環境を提供。スタジオや研究開発施設、ショールームなど多様な利用方法が可能な天井の高いフロアも設置するとしています。

一方、14階建てのホテル棟では、今後の増加が見込まれる、豊洲周辺エリアでの観光・ビジネス客の宿泊需要に対応するため、エリア最大規模の500室超の客室を設けるとともに、「水辺の景観を活かしたアーバンリゾート」を目指して、最上階に大浴場を併設する予定となっています。

「豊洲」駅前にもホテル、オフィス、商業施設が建設中

東京メトロ有楽町線「豊洲」駅とゆりかもめ「豊洲」駅の目前には、三井不動産株式会社がオフィス、商業、ホテルを建築中です。

駅と直結させるだけではなく、ららぽーと豊洲や豊洲公園、また豊洲シビックセンターなど豊洲エリアにおける主要な施設ともデッキやブリッジなどで接続する計画となっています。

約1,000坪のオフィスはテラスや吹き抜け空間、スケルトン天井など、設計自由度の高いオフィスとし、共用スペースにはオフィスワーカーの交流、健康、利便等に資する仕掛けを導入するとのことです。

また、客室は約225室を設ける予定のホテルでは、こちらも最上階にはスパ(大浴場)等の設置する予定です。
これらの施設は2020年度にオープン予定となっています。

三井不動産株式会社 ニュースリリース

インバウンド需要に対応していく豊洲エリア

東京駅から4km圏内で住みたい街として人気が高く、高層マンションが並ぶ豊洲エリア。

昨年の10月11日に築地から市場が移動したことで、今後、ますます外国人を中心とした観光客が増えることが予想されます。
高層マンションから、高層ビル、大規模ホテルなどの建築がすすみ、豊洲エリアはインバウンドに対応した街へ生まれ変わっていきます。

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