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新宿グランドターミナル他/なぜ今再開発ラッシュ?

新宿グランドターミナル他/なぜ今再開発ラッシュ?

近年、とくに東京ではまさに「再開発ラッシュ」と言っても過言ではないほど、各地で再開発計画が進められています。

今回は世界一乗降者数が多い駅「新宿駅」の再開発、「新宿グランドターミナル」、そして東京が再開発ラッシュになっている理由に注目します。

新宿グランドターミナルとは、東京都と新宿区がともに取り組む新宿の新たなまちづくり・拠点づくりであり、とくに新宿の東西がつながりやすくなることで注目されています。

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現在の新宿のまちとターミナル/今後の課題

個性ある都市機能が集積したまち 新宿

新宿は東側に都内最大級の商業地、また娯楽に特化した歌舞伎町があり、西側は都内最大の事業所数を誇るビジネスエリアとなっており、それぞれ個性のある都市機能が集積しているという抜群の拠点性を持っています。
また、ターミナルとしても世界一の乗降客数、7路線8駅が結節という新宿駅の交通利便性を持つばかりでなく、首都高速中央環状線バスタ新宿が整備されたことにより、羽田空港や人気観光地へのアクセス性も抜群です。

まち・ターミナルの課題

一方、新宿中央公園・新宿御苑といったまとまったみどりは東西に駅から離れて立地している点、複雑でわかりにくく、バリアが多い駅構造、駅前広場など、膨大な歩行者が滞留できる空間の不足などが課題となっています。

また、商業地の売場面積・売上高は都内最大を誇りますが、現在はほぼ横ばいとなっており、台頭する都内の他の拠点と比較して、新宿の相対的な地位が低下していること、築50年以上の老朽化した建物が駅周辺に集積していることなども課題としてあげられています。

新宿再開発/20年後を見据えた長期的・広域的なまちづくり

東京都と新宿区は、社会変化などを見据え、長期的・広域的な新宿の拠点づくりに取り組むとしています。
また、“国内外の人・モノ・情報が集まり、交わり、刺激し合い、さらなる魅力や新たな価値を持続的に創出し続ける「国際都市新宿」~「交流・連携・挑戦」が生まれる人中心のまちへ~”を掲げ、今から約20年後の2040年代の新宿駅周辺地域の将来像を策定した、「新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編~」を発表しています。

この計画が実現すれば、現在行き来するのが大変な新宿の東西間の往来が格段にしやすくなり、緑が増え、新たな景観が生み出されるなど、駅とその周辺が大きな変化を遂げることになりそうです。

新宿将来像
新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編~

新宿や渋谷…再開発が続く理由は?

新宿をはじめ、ここ数年、とくに東京では再開発ラッシュとなっています。
多くの再開発事業が進められている理由は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催だけではありません。

現在再開発が行われているのは、「国家戦略特区」「アジアヘッドクォーター特区」といった、外国企業誘致を目的とした特区エリアであることが多いのです。
外国企業が東京の特区に進出することで、様々なメリットを受けることができる制度です。

アジアヘッドクォーター特区のメリット

外国企業誘致プロジェクトのひとつであるアジアヘッドクォーター特区(AHQ)は、2011年(平成23年)に国際戦略総合特別区域として国の指定を受けました。
東京の国際競争力をより向上・成長させるために、アジア地域における業務統括、研究開発拠点を一層東京に集積させることを目的に、中心部に設けられた、6つのエリア(特区内)へ外国企業誘致が推進されています。

アジアヘッドクォーター特区内では、税制優遇や財政支援、規制緩和など、下記のようなメリットが受けられます。

  • 税制優遇
  • 補助金
  • 無償経営コンサルティング支援
  • 低金利融資制度
  • 賃料減額オフィスの紹介
  • 入国審査の迅速化・提出書類の簡素化
  • 特許審査の迅速化
  • 投資手続き短縮

また、上記のほかにもビジネス・生活支援を受けることができます。

アジアヘッドクォーター特区(AHQ)区域の6つのエリア

ヒカリエ
「アジアヘッドクォーター特区」として、下記の6つのエリアが設けられています。

  • 東京都心・臨海地域*
  • 新宿駅周辺地域
  • 渋谷駅周辺地域
  • 品川駅・田町駅周辺地域
  • 羽田空港跡地
  • 池袋駅周辺地域

*「東京都心・臨海地域」は、丸の内・大手町、日本橋・京橋、銀座、新橋・虎ノ門、六本木、豊洲・有明・お台場が区域となります。

なお、国家戦略特区の区域は東京都および神奈川県全域・千葉県千葉市及び成田市です。

これまでの例では東京ミッドタウン日比谷、東京日本橋タワー、虎ノ門ヒルズ、東京スクエアガーデン、アークヒルズ仙石山森タワー、JPタワー、渋谷ヒカリエ等々…。こうした様々な都市開発プロジェクトは、いまなお進行中です。

参考:東京でのビジネスを強力にバックアップする特区 – 東京都政策企画局

おわりに

新宿グランドターミナル構想に、外国企業誘致の国をあげてのプロジェクト。
2020年の東京五輪、20年後、30年後を見据えたこうしたプロジェクトは、東京の国際競争力を押し上げます。
さらに、政府が先日「いざなぎ景気」を超えたと認定した日本。東京を中心に、今後の日本経済にも好景気が続くことが期待されます。

インベストオンラインでは引き続きこうした再開発情報もレポートしていきます。

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