不動産投資のQA

賃貸経営で発生する家賃滞納や、雨漏り、騒音など…様々なトラブル。対応方法について専門家がお答えします。

家賃保証会社はどこまで保証してくれるの?

これまで賃貸借契約を結ぶ際には必ず連帯保証人を立ててもらっていましたが、最近、不動産業者から家賃保証会社を使いたい旨の相談がよくあります。

できれば連帯保証人がいいのですが、なぜ家賃保証会社を使いたいのでしょうか。

また、家賃保証会社はどこまで保証してくれるのでしょうか。

家賃はもちろんのこと、更新料や修繕費用まで保証してくれる家賃保証会社もあります。

従来までは、賃貸借契約というと連帯保証人を立ててもらうことが一般的でした。

ですが、最近では外国人入居者や高齢入居者の増加により、連帯保証人を頼める人がいないケースが多々発生しており、比例して家賃保証会社の利用希望者が増えているのです。

家賃保証会社の保証範囲

家賃保証会社の保証範囲は契約内容によって異なりますが、滞納した場合の家賃に限らず、更新料や退去時の修繕費用などについても、本人が支払わない場合に立て替えて支払ってくれます。

手続き方法

手続きも非常に簡単で、滞納が発生した際にその旨をファックス等で保証会社に送信するだけで、所定の日までに口座に立て替えた家賃が振り込まれます。
いわゆる督促業務をする必要はありません。

連帯保証人を立てられたとしても、家賃滞納が発生した際にすぐに対応してくれなかったり、いざというときに連絡が取れず、連帯保証人としての責任を果たしてくれなかったりすることもあるため、最近では連帯保証人を頼める人がいる場合でも、家賃保証会社の利用を義務付けている物件があるほどです。

ワンポイントアドバイス
家賃保証会社を利用する際の注意点

家賃保証会社との契約では、「免責期間」が設定されていることが多いため注意が必要です。

家賃滞納が発生してから所定の期間内に家賃保証会社に連絡しないと、免責となってしまい滞納家賃が保証されませんので、免責期間についてはあらかじめ確認しておきましょう。

2019/08/24

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棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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