不動産投資のQA

賃貸経営で発生する家賃滞納や、雨漏り、騒音など…様々なトラブル。対応方法について専門家がお答えします。

大雨などの水災でマンション価格に影響はある?

最近、大雨などの水災が多いですが、マンション価格に影響はありますか?

不動産投資の場合、水災リスクの高い物件はローンが付きにくくなっています。

近年、集中豪雨や台風などの水災被害が各地で多発するようになり、これに合わせて宅建業法も改正されてハザードマップの説明が義務化されました。

これにより、水害リスクの高い地域にあるマンション価格に影響が出始めています。

具体的には、自治体の水害ハザードマップ上で浸水想定区域に指定されているエリアに所在する物件については、以前よりも売買価格が下がるケースが出始めているのです。

最も深刻なのは1階や半地下の物件です。

浸水想定区域にある1階や半地下物件については、床上浸水のリスクが非常に高いと考えられるようになり、投資用で購入する場合ローン審査が通らない可能性が高く売れにくい傾向にあります。

また、実際に浸水被害が発生すると壁紙や床の張替えなどでかなりの費用が発生するほか、家賃収入もストップするといったリスクが考えられます。

2021/04/23

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棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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