不動産投資のQA

賃貸経営で発生する家賃滞納や、雨漏り、騒音など…様々なトラブル。対応方法について専門家がお答えします。

どうやったら非公開物件の情報をつかめる?

非公開物件という言葉をよく聞くのですが、どうやったら非公開物件の情報をつかめるのでしょうか?

不動産会社の担当者との信頼関係の積み重ねが大切です。

一般的に非公開物件とは、インターネットやレインズなどで一般に公開されて募集に出ていない物件のことで、他の物件に比べて条件が良い中古物件であることが多く、非公開物件を狙っている不動産投資家の方も多いと思います。

ただ、不動産業者は売主と専任媒介や専属専任媒介契約を交わして正式に売却の依頼を受けたら、7ないしは5営業日以内にレインズに登録して物件情報を公開しなければなりません。

非公開物件というのは、売主から媒介の依頼を受けてから物件情報を公開するまでの間の情報であることもありますが、実は本当の掘り出し物の非公開物件は、これよりももっと前の段階で、売主が「そろそろ売ろうかな」と不動産会社に相談を持ち掛けた時点が最初の非公開物件なのです。

つまりこの段階で相談された担当者の頭の中に、購入希望者のリストが浮かび、その中でスパッと買ってくれそうな人に対して、非公開物件情報として連絡をして「もしご購入いただけるなら、売主の方説得します」みたいな流れになります。

よって、非公開物件情報をつかむためには、日ごろから不動産会社の担当者に連絡をとり、自分の希望条件を伝えておき、もし物件情報が出たら真っ先に伝えてくれるようお願いしておくことが大切です。

また、この際にポイントになるのが融資です。
できれば現金一括が不動産会社から一番好まれますが、融資を利用して購入する場合は、事前に融資利用を検討している金融機関に相談にいくなどして、購入する場合に融資審査が通る可能性が高いことをアピールすることが大切です。

2021/01/22

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棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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