融資の保証料は、消費税の課税額から控除できる?
消費税の課税事業者になっていて、毎年消費税の申告をしています。
融資を受けるために、保証料を支払いました。
保証期間にわたって、保証料を経費にしていくと思います。
この保証料の経費分は、消費税の計算する際に消費税分を控除できるものなのでしょうか?
融資のための保証料は消費税の非課税となり、控除できないものになります。
消費税には、政策的な配慮などから非課税になる取引が明確に決められています。
土地の売却や貸し付けの消費税がかからないのは、非課税として定められているからです。
その非課税の規定の中の一つに下記の記載があります。
預貯金や貸付金の利子、信用保証料、合同運用信託や公社債投資信託の信託報酬、保険料、保険料に類する共済掛金など
よって、融資のための保証料は消費税の非課税となり、控除できないものになります。
なお、賃貸における、入居の際の賃貸保証料等の信用の保証料も同様の取り扱いになります。
2019/05/30
今の日本の人口動向に沿って設計「新築一棟投資法」とは?解説本無料プレゼント
回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士