不動産投資のQA

これって経費になるの、ならないの?確定申告する場合の項目はなに?そんな疑問に大家専門の税理士がお答えします。

融資の更新時に金利は上がる?

現在、築15年の木造アパートを経営しています。
地方銀行で、プロパーローン金利1.1%で借りています。
アパートに抵当権設定をして築10年の時に借り換え(期間10年)をしました。

金融機関は、抵当権つけているので、築30年まで融資をしてくれるようです。
築20年目の時に金利は上がってしまうのでしょうか?

金利はその時の市場金利によって決まるので、一概に上がるとは言い切れませんが、金利が上がることを見込んで準備しておくことが大事です。

ご質問は、20年間のローンを10年の固定金利で借りられているのかなと推測します。
10年で固定金利の期間が満了してしまいますので、残りの10年の金利はわからないということでしょう。

金利については、その時の市場金利によって決まりますので、10年後に金利が上がるとも限りませんので、一概に上がるとは言い切れない部分もあります。

だだ、現在が低金利で借りられているので、上がることを覚悟しておいた方がよいです。

10年後に、変動金利固定金利かは選べるのではないかと思います。
固定金利で高い金利を提示されるのであれば、変動金利の低い金利を選択した方がよいかもしれません。

賃貸経営は、金利が上昇することを見込んで運営できるかどうかを準備しておくことが大事です。

2020/07/30

不動産投資は、立地で決まる。人口動向や賃貸需要に合わせた「新築一棟投資法」とは

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

経営難だった実家のアパート経営を大きく改善し、大家さん専門の税理士事務所を設立。北海道から沖縄まで幅広く相談を受ける。セミナー、出版、連載など多方面で活躍。専門税理士ネットワーク『knees』メンバー。

記事一覧