注目を集める再開発!高輪ゲートウェイ・川崎・橋本
JR東日本は2020年春、山手線・京浜東北線の田町駅~品川駅間に、新しい駅が開業することをうけ、新駅(東京都港区)の駅名の公募を6月5日に開始しました。山手線の新駅は昭和46年の西日暮里以来ということで、またJR東日本が名前を募集するのも初めてのことです。
また、新駅とあわせて約13ヘクタールという敷地で大規模な駅前開発もすすんでおり、投資家の注目を集めています。
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JR山手線の新駅、「高輪ゲートウェイ」に
新駅の名称が、「高輪ゲートウェイ」に決まりました(2018/12/4追記)
JR東日本は下記のメッセージとともに、特設サイトを立ち上げ、名前を募集していました。
「高輪ゲートウェイ」を選定した理由として、JR東日本は下記のように説明しました。
この地域は、古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地であり、明治時代には地域をつなぐ鉄道が開通した由緒あるエリアという歴史的背景を持っています。
新しい街は、世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指しており、新駅はこの地域の歴史を受け継ぎ、今後も交流拠点としての機能を担うことになります。
新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定しました。
JR山手線の新駅とあわせた再開発について
新駅が出来るのは山手線の南西部分、田町駅から約1.3キロ、品川駅から約0.9キロ付近になります。元は品川車両基地として使われてきた場所ですが、車両留置箇所の見直しなどをおこない、約13ヘクタールの土地に合計8棟の超高層ビル、宿泊機能や大型会議を開ける施設が建設予定となっています。
また、新駅だけではなく街も合わせて開発することで、「世界中から 先進的な企業と人材が集い 多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくり」をJR東日本は掲げています。
恵比寿ガーデンプレイスが約8.3ヘクタール、東京ミッドタウンは約10.2ヘクタールと比較しても、再開発の規模の大きさが伺えます。また2027年には品川駅にリニア中央新幹線が乗り入れることが決まっており、今後、ますますの地価上昇も含めて注目が集まります。
その他注目される再開発地域
JR品川駅と田町駅界隈のほか、注目されている再開発地域をピックアップしました。
川崎駅
上記をメッセージに、すでに川崎ラゾーナがある西口を中心に再開発を予定しています。
川崎エリア最⼤級の⼤規模オフィス、約300室をもつホテル、オフィスワーカーや都市⽣活者に対して、多様なワークプレイスや交流・憩いの場を提供する商業施設などの施設が建設予定されています。
ホテル開業は2020年春、全体完成は2021年春の予定です。
橋本駅
JR東日本の横浜線と相模線、京王電鉄の相模原線の2社3路線が乗り入れる橋本駅の南口付近に、2027年に開業予定のリニア中央新幹線の新駅、神奈川県駅(仮称)が建設予定となっています。
その新駅を核にした街づくりが進行しています。
橋本駅と神奈川県駅(仮称)駅の周辺を一体的にし、2027年の「まち開き」を目指して、「広域交流」と「複合都市機能」、「ものづくり産業交流」の3つのゾーンが設けられる計画です。
具体的には駅前広場やイベントスペース、オフィスや商業施設、シティホテルや会議室、展示場などの施設建設が計画されています。
リニア計画が実現されれば、神奈川県駅(仮称)から品川駅までは数分となり、橋本駅の交通利便性が大きく改善されるだけではなく、周辺のまちが開発されることで集客も見込め、地価が上昇する可能性もあります。
再開発を視野に入れた不動産投資とは
2020年のオリンピック、2027年のリニア中央新幹線開業(予定)と今後10年の間に、都市圏を中心に大きな動きが予想されます。
昨今の日本では空室問題が大きく取り沙汰されていますが、人口増加が見込まれ入居率があがる可能性がある駅、不動産価値が高まる地価上昇が見込める地域をみつけて、不動産投資を考えるのも一つの手段となりそうです。
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