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2019年訪日外国人は過去最多、消費額は4.8兆円

2020/02/16
インベストオンライン編集部
2019年訪日外国人は過去最多、消費額は4.8兆円

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2019年に日本を訪れた外国人客数は、3,188万2千人であったとのことです。
また、観光庁の発表によると、訪日外国人の2019年旅行消費額(速報)は4兆8,113億円でした。

訪日外客数は調査開始以来最多、旅行消費額は7年連続最高を更新しています。

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2019年の訪日外客数は3,188万2千人/前年比2.2%増

訪日外客数
2019年の訪日外客数は、前年比2.2%増3,188万2千人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降最多となり、韓国を除く19市場で過去最高を記録しました。
中国においては959万4千人となり、全市場で初めての950万人超えとなっています。
JNTOは東アジア・東南アジア市場では新規就航や増便などによる航空席供給量の増加や訪日需要の高まりにより、年間を通して好調な伸びを示したとしています。

また、欧米豪市場を中心にラグビーワールドカップ2019日本大会の開催を契機とした訪日需要の高まりがあり、イギリスにおいては開催期間中の9月と10月に前年同月比80%増を超える伸率を示し、初めて40万人を突破しました。

日本政府観光局 訪日外客数(2019年12月および年間推計値)

訪日外国人旅行消費額 1人当たりの旅行支出は3.5%増

外国人旅行消費額
2019年の訪日外国人旅行消費額(速報)は、前年比6.5%増の4兆8,113億円でした。

国籍・地域別の消費額は多い順に、
1位 中国:1兆7,718億円
2位 台湾:5,506億円
3位 韓国:4,209億円
4位 香港:3,524億円
5位 米国:3,247億円

となっており、これら上位5カ国・地域で全体の71.1%を占めます

また、訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出は15万8千円で、前年よりも3.5%増と推測されています。

国籍・地域別にみた1人当たり旅行支出は高い順に
オーストラリア(24万9千円)、英国(24万2千円)、フランス(23万8千円)でした。

訪日外国人旅行消費額の項目別構成比

外国人旅行消費額

訪日外国人旅行消費額を費目別に構成比は、前年と比べて費目別の構成比に大きな変化は見られませんでした。
買い物代が34.6%と最も多く、次いで宿泊費(29.4%)、飲食費(21.6%)の順で構成されています。

観光庁 訪日外国人消費動向調査 2019年暦年全国調査結果(速報)

2020年、政府目標の4,000万人・消費8兆円はクリアなるか

政府は2020年に訪日外国人旅行者を4,000万人、訪日客旅行消費額は8兆円を目標としてきました。
東京オリンピック・パラリンピックが開催される今年、ラグビーワールドカップでイギリスの訪日外客数が前年同月80%増となったことを考えれば、4000万人という目標数は達成できるかもしれません。
一方、旅行消費額8兆円という目標には、どれくらい近づけるでしょうか。
今年、いよいよその答えがわかります。
国内の様々なシーンで目標設定日となったXデーを迎え、インバウンド需要は今後どう影響していくのでしょうか。引き続き注目します。

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