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2020年に新たなランドマーク 横浜駅西口の再開発

2020/02/16
インベストオンライン編集部
2020年に新たなランドマーク 横浜駅西口の再開発

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に開業を目指す、横浜駅西口の駅ビルの名称が、駅前棟は「JR 横浜タワー」、鶴屋町棟は「JR 横浜鶴屋町ビル」に決まったとJR東日本が発表しました。
長らく続いていた横浜駅西口の開発、駅前に新たなランドマークとなるタワーが建設されます。

※画像は2018年11月25日撮影の横浜駅西口エリア

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「JR 横浜タワー」

フロア展開

JR横浜タワーは複合商業施設で、1階~10階は「NEWoMan横浜」、地下1階~地下3階は2011年に閉館となった「CIAL横浜」が新しくオープンします。さらに、多目的な利用を意図した「エンタテインメント・コンプレックス」となる「T・ジョイ 横浜」が8階から10階にオープンし、12階~26階がオフィスとなる26階建ての高層タワーになります。

1階~10階を占める「NEWoMan」は、ルミネが“上質で本物を求める大人の女性”をターゲットとして2017年に新宿にオープンして話題になり、今回の横浜は2店舗目になります。

「T・ジョイ 横浜」は、映画上映をメインとしつつも、下記の設備を予定しているとのことです。

  • ライブ感が楽しめる演劇等の実演や最新の映像・音響システムを駆使した各種パブリックビューイングなどの幅広いコンテンツ展開
  • 講演会、コンクールや発表会といった地元企業やコミュニティによるイベント等の幅広い利用
  • JR横浜タワーに出店するショップとの連携による、バラエティー豊かなお弁当や各種惣菜、スイーツ等、食事を楽しみながらシネマを見るFOODシネマの提案

JR東日本 プレスリリース

「JR 横浜鶴屋町ビル」

位置図
JR横浜鶴屋町ビルは、1階~3階が「CIAL横浜ANNEX」と2階~3階にスポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜」、3階~9階が「JR東日本ホテルメッツ 横浜」、そして4階~9階に駐車場を予定しています。

JR横浜タワーとは、歩行者通路で繋がり、横浜駅西口からもアクセスしやすい整備を予定しています。

2022年3月、鶴屋地区に44階建ての高層ビル

今回の駅ビルのすぐ隣には、国際的なビジネス拠点の形成に向け、グローバル企業の誘致に不可欠な都心居住の提供を目的とした44階建てのビルの建設が進んでいます。

このビルは、都市再生特別地区による容積率緩和、そして全国初の国家戦略住宅整備事業※として住宅容積率の緩和を活用したビルです。
延床面積は約80,000㎡となり、住宅戸数約390戸のほかに、下記の設備も予定しています。

44階建て高層ビル

・ホテル
・商業施設
・多言語対応のメディカルモール
・多言語対応コンシェルジュサービス
・子育て支援施設

※国家戦略住宅整備事業とは
容積率を緩和することにより、国家戦略特別区域内において産業の国際競争力の強化および国際的な経済活動の拠点の形成を図るために必要な住宅の整備を促進する事業

横浜市 横浜市記者発表資料

再開発が進む横浜駅西口

横浜駅の再開発工事は長年続いており、1995年から、東急線の地下化、みなとみらい線乗り入れ、横須賀線ホームの拡張、南北自由通路などが2011年までにつくられました。
そして今回の「JR 横浜タワー」、「JR 横浜鶴屋町ビル」の開発、2022年に向けて44階建ての高層ビルと大規模な開発が続いています。

背景には横浜市が進めている「エキサイトよこはま22」というプロジェクトがあります。

「エキサイトよこはま22」は横浜駅周辺地区において、さらなる国際化への対応・環境問題・駅としての魅力向上・災害時の安全性確保などに取り組み、「国際都市の玄関口としてふさわしいまちづくり」を進めるための指針となる計画で、平成21年12月に策定されました。以来、改定を重ねながら、様々な検討や取組みを進んでいます。

横浜市 横浜駅周辺地区・エキサイトよこはま22

変化を続ける横浜駅。住みたい街としても人気の高い“ヨコハマ”は進化を続けています。

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