オリックス銀が不動産投資の収益シミュレーター提供
オリックス銀行は、個人向けに不動産投資の収益を人工知能(AI)を用いてシミュレーションする「キャッシュフローシミュレーター」のサービスを9月5日より提供すると発表しました。
アパートローンなどの融資に慎重な姿勢をみせる銀行が多いなか、業界の透明化を向上させるサービスとして期待されます。
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AIを用いて将来のキャッシュフローを試算
オリックス銀行が提供するAIサービスは、リーウェイズ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:巻口 成憲)が開発した投資用不動産分析ツール「Gate.」(※)を独自にカスタマイズしたシミュレーションサービスで、購入を検討している物件情報とローンの金利条件などを入力することで、「賃料」や「空室率」の収益変動予測と修繕費などの運営経費の試算値をもとに、最長50年にわたる将来のキャッシュフローがシミュレーション表示されます。
※2「Gate.」は膨大な不動産データ(5,800 万件)に基づく投資用不動産の AI 査定システムです。
ほか物件との比較検証、周辺情報も提供
購入予定の物件を登録すると、オリックス銀行が取引する不動産事業者のほかの物件と比較検証できるほか、物件が所在するエリアの人口動態や商業に関する統計情報をヒートマップで表示し、賃料相場や築年数の分布などの周辺エリアの分析レポートも提供するとのことです。
ローン返済リスクを可視化し、不動産投資を透明化する
不動産投資はさまざまな情報を分析し、今後の賃料シミュレーション、ローン返済や修繕費などの収支バランス、出口戦略を考えて購入することが投資を成功させるポイントとなりますが、個人ですべての情報を収集し検討するとなると難易度が高くなります。
今回のオリックス銀行のAIを用いた収益シミュレーションサービスは、情報を一元化して提供し、ローン返済リスクも可視化できるので、不動産投資の透明化に貢献し、投資家をサポートするサービスとなりそうです。
利用にはオリックス銀行の無料の会員登録が必要となります。
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