不動産投資のQA

これって経費になるの、ならないの?確定申告する場合の項目はなに?そんな疑問に大家専門の税理士がお答えします。

確定申告で経費計上漏れが発覚。更正の請求の提出時期はいつ頃がよい?

確定申告での経費計上が漏れていたことが発覚しました。

更正の請求を税務署に提出し、払いすぎた税金を還付してもらう予定です。

更正の請求を提出する場合、別の項目を細部まで詳細に調べられることで新たに誤りなどを指摘され追徴というようなことになりたくありません。

なるべく税務署が多忙な2月末ごろに提出しようと思いますが、いかがでしょうか?

更正の請求については税務署側の処理について、「いつまでに処理しなければならない」という決まりはありません。

更正の請求を提出する予定とのことですが、提出する時期についてはあまり関係ないと思われます。

更正の請求については、税務署側の処理について「いつまでに処理しなければならない」という決まりはなく、調査に時間を要すると言って1ヵ月以上時間がかかる場合もあります。

ですので、たとえ2月末に提出しても、確定申告の期限明けに処理されることも考えられます。

それよりも、更正の請求の理由の基礎となる「事実を証明する書類」の添付をきちんとされるとスムーズに通りやすいというのはあります。

例えば、漏れていた経費の領収書のコピーを添付するのは当然のこと、なぜ漏れたのかという事情等も書面にして提出するなど、資料を見て税務署が反論もしようのないようにすることが重要です。

2020/04/24

東京に仕事を求めてやってくる単身者増加中…不動産投資は、立地で決まる

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

経営難だった実家のアパート経営を大きく改善し、大家さん専門の税理士事務所を設立。北海道から沖縄まで幅広く相談を受ける。セミナー、出版、連載など多方面で活躍。専門税理士ネットワーク『knees』メンバー。

記事一覧