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家を買うも借りるも金額次第/不動産意識調査

インベストオンライン編集部
家を買うも借りるも金額次第/不動産意識調査

全宅連(公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会)および全宅保証(公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会)は、毎年9月23日の「不動産の日」にちなんで住宅の居住志向および購買等に関する意識調査を行っており、このほどその調査結果が発表されました。

こちらでは賃貸経営に関係する不動産事情を中心にご紹介します。

全宅連および全宅保証「不動産の日アンケート」

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住宅を買う・借りる/どちらも経済面重視の傾向

Q.住宅を 購入する/借りる 際のポイントは何ですか(3つまで選択可)。

住宅購入重視点 賃貸重視点
購入金額 61.1% 家賃 73.9%
周辺・生活環境がよい 50.1% 交通の利便性がよい 51.1%
交通の利便性がよい 39.5% 周辺・生活環境がよい 43.4%

住宅を購入する際・借りる際のポイントについては、購入は「購入金額」、賃貸は「家賃」が最多となり、経済面が最も重視されているという結果でした。
交通の利便性については、「賃貸」の方がより重視している傾向です。

2019年度賃貸住宅で重視するポイント

Q.住宅を借りる際のポイントは何ですか(3つまで選択可)。
借りる際のポイント
賃貸においては、若い世代ほど「家賃」と「交通の利便性」を重視する傾向が強く、20代と60代以上は20pt以上の差がつきました。

物件情報収集の方法はインターネットが最多

Q.物件情報の入手方法はなんですか(3つまで選択可)。
物件情報入手経路

物件の情報収集において多かった方法TOP3は「インターネット」「不動産店へ直接行く」「新聞折込チラシ」でした。
最多の「インターネット」と回答したのは男性よりも女性がやや多く、また若い世代ほど多いとのことです。

また、「インターネット」や「スマホアプリ」は若い世代ほど多く、「新聞折込チラシ」「新聞広告」は高い年代ほど多い傾向があり、年代により利用する情報入手媒体に差異があると見受けられます。
なお、前年度に比べ「新聞折込チラシ」「新聞広告」は下がり、「スマホアプリ」は上昇しました。

Q.物件情報の入手の際、基本情報以外に「あると便利」な情報は何ですか(複数選択可)。
あると便利な情報
物件の情報収集の際「あると便利」な情報として多かった回答TOP3は「物件の写真」「周辺状況の相場」「エリアの年齢層や世帯層」でした。
「物件の写真」「物件周辺の子育て・教育環境」は若い年代ほど多く、「宅建業者(不動産会社)のプロフィールなど」は高齢層ほど多くなっています。

住まいに対する考えに近いもの

Q.あなたの住まいに対する考えに近いものをお答えください(複数選択可)。
住まいに対する考え

住まいに関する考えについては
「親世帯と子世帯が近い距離で暮らせる住環境が良い(32.1%)」
「田舎での生活など自然のある住環境が良い(30.5%」
「好きなときに転居しやすい住環境が良い(28.4%)」
の3つがそれぞれ約3割と、多数を占めました。

「好きなときに転居しやすい住環境が良い」「タワーマンションのような都市型の住環境が良い」「家族向けシェアハウスなど新たな住環境が良い」の3つについては若い世代ほど高い傾向、「親世帯と子世帯が近い距離で暮らせる住環境が良い」については、30代が最も高いという結果になっています。

買い時感は最低、中古住宅への抵抗は低く/令和の居住志向

その他のアンケート調査結果です。

  • 不動産は「買い時だと思う」13.0%(ー3.3pt) /「買い時だと思わない」28.9%(+6.3pt)
  • 2008年度調査以降、買い時感は過去最低
  • 「持家派」は80.9%(+0.4pt) / 「賃貸派」は19.1%(-0.4pt)
  • 半数以上の54.0%が「既存住宅(中古住宅)」に寛容
  • 消費税増税に係る支援制度「住宅購入はしないが、良い制度だと思う」30.0%「制度を活用して住宅購入 を検討したい」11.4%
  • 消費税の増税にあたって節約するとしたら「食費」31.6% /「衣類費」16.9%
  • ライフプランによる転居や住み替え「検討したい」23.2%/ 「今はわからない」47.7%

令和時代初の調査結果では、不動産の買い時については「買い時だと思わない」という回答が「買い時だと思う」という回答を上回り、買い時感は過去最低に。
中古住宅への抵抗感がなくなってくるなどといった居住志向が見られました。

賃貸需要についてはやはり「交通の利便性」が重要なポイントになることは変わらないようです。
投資を考える際には、こうした居住志向にも注目してみてはいかがでしょうか。

【不動産の日アンケート 概要】
1.調査期間 :2019年9月23日~11月30日
2.調査放送 :インターネット調査
3.調査対象 :日本国内全域の20歳以上の男女
4.有効回答数: 22,183件

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