レインズ/マンションの成約価格、成約数が上昇
公益財団法人不動産流通推進センターが平成30年11月分のレインズ(REINS)の最新データを公表しました。
Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の頭文字をとった略称で、全国の物件情報をデータベース化したシステム。会員である不動産業者が利用できる。
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全国の既存マンション成約物件について
成約価格と成約㎡単価が上昇
平成30年11月の全国の既存マンションの成約価格は、前年同月比で 5.30%上昇、成約㎡単価は 3.48%上昇しました。
これは、平成24年9月から63ヵ月連続のプラスとなっています。
また、物件数も8.06%上昇。こちらは、前年同月比で 4 ヵ月連続のプラスです。
出典:不動産流通推進センター:指定流通機構の物件動向(平成30年11月)
首都圏の既存マンション成約価格もゆるやかに上昇
マンション価格は高止まりし、徐々に価格が下がってきているのでは、とも言われています。
そこで、今回は首都圏のマンション成約価格に注目してみました。
不動産流通推進センター:指定流通機構の物件動向(平成30年11月)より作成
首都圏の成約価格を見てみると、東京、千葉、埼玉、神奈川ともに前年同月比では上昇。
この1年を通してみても、首都圏ではまだマンションの価格が下がっている様子は見えません。
全国の登録物件数動向
新規登録件数は465,401件と前年同月比で17ヵ月連続してプラスとなっていますが、前月比では3ヵ月ぶりにマイナスに。
総登録件数は857,233件と前年同月比で32ヵ月連続してマイナスも、前月比では8ヵ月連続の増加となっています。
不動産流通推進センター:指定流通機構の活用状況について(平成30年11月)
主に業者間でやりとりされる非公開物件の動向はこの数字に反映されていないものの、レインズに掲載されている物件情報から、だいたいの現在の市況が読み取れるでしょう。
2018年11月時点での、市場で取引された物件の数、成約数や価格についてのまとめでした。
次回は、平成30年12月分の物件動向が発表され次第、詳しくお知らせします。
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