不動産所得の収入内訳書の「賃貸契約期間」はどのように記載する?
個人で賃貸経営を行っております。
不動産所得の収入の内訳の表にそれぞれの不動産の賃貸契約期間を記載する欄がありますが、賃貸契約書の期間(通常2年間の契約だと思います)の欄に記載する期間には、今回の確定申告に関わる期間分の不動産収入を記載しております(契約期間が満了になる前に入居者が退去してしまうと契約書と実際の終了時期が一致しなくなるため)。
不動産所得の収入内訳書の記載方法はこれで合っていますでしょうか?
契約開始の年月(契約更新のときは、その年月)及び契約終了の年月を記入します。
国税庁の収支内訳書のHPによると賃貸契約期間は、
とあります。平成27年用ですが、記載方法は変わりません。
すなわち正しくは、賃貸契約書通りの賃貸契約期間を記載するものだと思います。
これは恐らく、契約の更新時期を税務署で把握したいからだと思います。
更新の時期にもかかわらず、更新料などが計上されていないことを発見しやすくするのかと推測されます。
しかし、今回の確定申告に関わる期間を書くことでも、問題ないかと思います。
私の事務所では、すべて「今回の確定申告に関わる期間」で記載しています。
というのも、税理士が使う確定申告作成ソフトでは、今回の確定申告の期間を入力することで、賃料が自動計算してくれるものになっています。
管理上もその記載方法の方が管理しやすいため、私はその方法で記載をしております。
2020/02/09
東京に仕事を求めてやってくる単身者増加中…不動産投資は、立地で決まる
回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士