「居住満足度」東京・大阪を抑え福岡市中央区が1位
大東建託株式会社は、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<全国版>」を発表しました。
このランキングは、住民に愛されている街をさがす初の「居住満足度」の本格調査として、全国1,896自治体居住の184,193名を対象に集計されたもので、過去最大級の街ランキングとなっています。
以下、「評点」は現在居住している自治体の交通・生活利便性や親しみやすさ・治安など、“住みここち”についての設問に、
大変満足:2 満足:1 どちらでもない:0 不満:-1 大変不満:-2 という選択肢で答えたものです。
また、「偏差値」とは、評点の平均値を偏差値50になるように変換し、評点の数値が評点の平均値からどの程度隔たっているのかを示したものです。
「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<全国版>
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東京や大阪を抑え「福岡市中央区」がトップに
街の住みここちランキング2019で全国1位となった地区は、東京・大阪を抑え「福岡市中央区」でした。
トップ5まではすべて都心部であり、また近郊の都心部へのアクセスがよい街です。
いずれも百貨店・商業施設、セレクトショップなど、生活に関わる店舗が充実していて買い物に困らない街がランクインしています。
全国版ランキングTOP10▼
上位10位のなかで唯一の郡部、福岡市のベッドタウンとして発展している「糟屋郡新宮町」が6位にランクイン。
また、それに次ぐ7位の愛知県「長久手市」も名古屋市のベッドタウンとして発展している街です。
全国的に、大都市近郊の開発が進んだ街の評価が高い傾向となりました。
住みここち(自治体)ランキング<総合1~100位>
上記を含む、自治体別の全国住みここちランキングの1~100位です。
・回答者数が30名以上の自治体を集計対象とし、回答者数が少ないため、ランキングの対象から除外されている自治体があります。
近畿圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・三重県)からは35自治体がランクインしました。地域別で最多となります。
次いで関東圏(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・茨城県)から28自治体、九州圏(福岡県・熊本県・長崎県・鹿児島県・沖縄県)から16自治体がランクインしています。
年収・年齢・性別・職業それぞれの「住みここち」とは
「大阪府箕面市」が高年収層1位/年収別住みここちランキング
年収別の自治体住みここちランキング上位10位です。
総合ランキング上位3位は、比較的幅広い年収帯の人々に評価されていることがわかります。
【600万円以上800万円未満】で2位
【400万円以上600万円未満】で4位
【800万円以上1000万円未満】で5位
【1000万円以上】で8位にランクイン
総合2位の東京都「中央区」
【1000万円以上】で5位
【800万円以上1000万円未満】で8位にランクイン
総合3位の「大阪市天王寺区」
【400万円未満】で1位
【1000万円以上】で6位にランクイン
また、大阪府「箕面市」は、【800万円以上1000万円未満】と【1000万円以上】で1位となっており、高年収層にとっての「住みここち」がよい街のようです。
年齢別
年齢別の自治体住みここちランキング上位10位です。
総合ランキング上位3位は、年齢別で見ても比較的幅広い層の人々に評価されているようです。
50歳代以外の全年齢層でランクイン
総合2位の「東京都中央区」
20歳代以外の全年齢層でランクイン
総合3位の「大阪市天王寺区」
40歳第で7位、50歳代で1位にランクイン
「福岡市中央区」は男女ともに高評価/男女別ランキング
男女別の自治体住みここちランキング上位10位です(全年齢)。
総合ランキング上位3位と比べてみると、総合3位の「大阪市天王寺区」は、男性2位ですが、女性は10位圏外、総合2位の東京都「中央区」は男性4位、女性8位と、若干の開きがあります。
総合ランキング1位の「福岡市中央区」は、男性・女性それぞれで3位となり、男性・女性のどちらにとっても、またどの年齢層にとっても「住みここち」の良さが高いことがうかがえます。
学生は東京都が多数高評価/職業別ランキング
最後に、職業別の自治体住みここちランキングに注目します。
投資でもターゲットになることが多い【学生】のランキングでは、8位・9位以外、東京都が上位を独占しているのが特徴的です。
総合ランキング1位の「福岡市中央区」は、【派遣・契約社員】と【自営・自由業】で1位、【正社員】で2位、【専業主婦(夫)】で9位、上記画像では割愛していますが【無職】で7位にランクインしています。
「福岡市中央区」は、職業別でも幅広い層からの支持を獲得しました。
総合2位の東京都中央区は、【派遣・契約社員】で2位、【自営・自由業】で3位、【パート・アルバイト】で5位にランクインしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資においても、「住みここち」がよい=長く住んでもらえる可能性が高いと考えられます。
街選び・土地選びの際などは、ご自身のターゲットに対して、その街は間違いがないか、こういった調査結果も参考にしてみてはいかがでしょうか。
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