浅草~スカイツリー間最短ルートに歩道橋が誕生
先日、墨田区と東武鉄道株式会社、株式会社ワイズアウルにより下記3点がそれぞれ発表されました。
1.浅草~東京スカイツリー間の歩道橋新設
2.水辺を中心とした一体的な整備
3.高架下の複合施設が開業
今回は墨田区と東武鉄道が官民連携し、隅田川を中心とした水辺を整備すると発表した浅草~東京スカイツリーエリアの再開発に注目します。
墨田区・東武鉄道株式会社
東武鉄道株式会社のニュースリリース
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浅草~東京スカイツリー間に歩道橋を新設
東武スカイツリーラインの浅草駅~とうきょうスカイツリー駅間に架かる隅田川橋梁に歩道橋が設置されます。
来年、2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、「浅草」と「東京スカイツリータウン」という2大観光地が最短ルートで結ばれ、また同時に水辺の魅力向上を図り、地域の核となるにぎわい空間を創出するという計画になっています。
歩道橋は通路幅2.5m、延長は約160mで、既存の鉄道橋下流側(南側)に添架するかたちで設置されます。
また、既存の鉄道橋も東京スカイツリーに採用されている「スカイツリーホワイト」を基調とした色に生まれ変わります。
水辺を中心とした一体的な整備
歩道橋の新設とあわせ、「北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業」として、下記エリアの一体的な整備が行われる予定となっています。
- 北十間川西側区間(隅田川から東部橋付近まで)の水辺を中心とした親水テラス
- 鉄道高架下
- コミュニティ道路
- 隅田公園の南側の一部
基本コンセプトは「伝統と先進が出会う水辺と街の賑わい交流軸の創出」とのことです。
高架下にはホステルや店舗、複合施設も
東武スカイツリーラインの浅草駅~とうきょうスカイツリー駅間の鉄道高架下には、商業施設と宿泊施設が一体となった高架下複合施設が開業します。
近隣住民が旅するように過ごし、観光客が暮らすように滞在してほしいという思いが込められた「Live to Trip」をコンセプトに、周辺散策をしながら新しい下町の魅力を感じられる食事や買い物、体験ができる店舗を誘致するとのことです。
宿泊施設にはホステルが開業します。
ダブル・ツインの個室23室(46ベッド)と14名ドミトリー4室(56ベッド)に加え、カフェラウンジやイベントスペースも併設。国内外の宿泊需要に対応します。
すみだのヒト・モノの魅力を発信し、にぎわいを創出するコミュニティ型ホステルとなる予定です。
運営会社は、すでに都内に2施設のホステルの運営実績のある株式会社ワイズアウルとなります。
さらなる東京の魅力的な空間創出へ
墨田区は、整備されたこの公共空間を核として、賑わいを持続・向上させるための活用方針として、「水と緑のサードプレイス」~人が集い つながり 文化を育む場~をテーマとしてあげています。
このまちづくりの影響が、浅草・スカイツリータウンだけでなく、向島地区や両国・本所地区など東西南北の周辺地区にも波及していくことも視野に入っているようです。
隅田川橋梁の歩道橋は2020年春に供用開始、水辺の一体的な整備は2020年4月~6月にかけて開業・供用が開始予定。高架下複合施設、ホステルも2020年春に開業予定です。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前にまたひとつ、東京の魅力的な空間が増えることになりそうです。
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