不動産投資のQA

これって経費になるの、ならないの?確定申告する場合の項目はなに?そんな疑問に大家専門の税理士がお答えします。

家事関連費、自宅部分と事業部分はどのように分ければよい?

マンションを建築しましたが、15室のうち1室を自宅として使用しています。

減価償却費や固定資産税などを自宅部分は経費にできないと思いますが、自宅部分を除く割合はどのように計算すればよいでしょうか?

15室のうち1室を自宅として使用しているため1/15部分を除くのでしょうか?
それとも、専有面積で按分するのでしょうか?

特に規定はなく、合理的に按分すればよいとされています。

減価償却費、固定資産税、借入金の利息など建物や土地全体に係る費用については、家事関連費として、自宅部分と事業部分に分けて、自宅部分を経費から除かなければなりません。

この場合の割合ですが、特に規定はなく、合理的に按分すればよいとされています。

自宅を含めてすべての部屋が同じ面積であれば、部屋数で按分しても構いませんが、それぞれの部屋の面積が異なるのであれば、専有面積を合計し、そのうちの自宅部分の専有面積で按分した割合を除くことになります。

2019/07/07

不動産投資は、立地で決まる。人口動向や賃貸需要に合わせた「新築一棟投資法」とは

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

経営難だった実家のアパート経営を大きく改善し、大家さん専門の税理士事務所を設立。北海道から沖縄まで幅広く相談を受ける。セミナー、出版、連載など多方面で活躍。専門税理士ネットワーク『knees』メンバー。

記事一覧