不動産投資のQA

賃貸経営で発生する家賃滞納や、雨漏り、騒音など…様々なトラブル。対応方法について専門家がお答えします。

専有面積が狭い区分マンションはなぜ売れにくい?

都内で16㎡の区分マンションを所有しているのですが、なかなか買主が見つかりません。
狭いと売れにくいのでしょうか?

床面積が狭いと融資が下りないため、買い取り先がなかなか決まりません。

コロナ禍でも不動産市場は比較的好調を維持していて、都心部については比較的すぐに買主が決まることもあります。

ところが、専有面積が16㎡を下回るワンルーム物件についてはなかなか買主が決まりません。

その理由は融資審査にあります。

床面積が狭い物件は、金融機関から賃貸物件としての需要が低いとみられる傾向があり、買主が融資を申し込んでも断られてしまうからです。

具体的には専有面積17㎡を下回ると融資NGとなる金融機関が増え始め、16㎡を下回るとほぼ融資が出ないといったイメージです。

融資がつかないということは、現金で購入できる買主に絞られることからどうしても売れにくくなります。

また16㎡以下の区分マンションは昭和から平成初期にかけて比較的流行った間取りなので、必然的に築年数が古いという点もネックになっているという一面もあります。

2021/05/24

手間をかけずに将来に備えた資産をつくる…空室リスクが低い不動産投資とは?

棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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