インボイス。軽減税率の対象ない8%対象0円と書かないとダメ?
課税事業者として賃貸経営をしています。
インボイスを発行するにあたり、必ず10%対象のものと8%対象のものは記載しないといけないのでしょうか?
軽減税率の対象のものはありません。
それでも8%対象0円と書く必要があるのでしょうか?
インボイスに記載する必要事項は次の6項目になります。
- 請求書発行者の氏名又は名称及び登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象のものは、その旨)
- 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜き又は税込み)及び適用税率
- 税率ごとに区分した消費税等
- 交付を受ける事業者の氏名又は名称(宛名)
インボイスの記載例では、軽減税率の対象のものがある場合の例の記載になっていて8%の記載があるものがほとんどです。
しかし、軽減税率の対象のものは、「あれば」記載の対象となります。8%の対象のものがなければ記載する必要はありません。
わざわざ8%対象0円(消費税0円)と記載しなくてもよいのです。
インボイスによって、仕入税額控除ができればよいのです。
記載方法にとらわれて難しく考えないようにしましょう。
2023/11/10
手間をかけずに将来に備えた資産をつくる…空室リスクが低い不動産投資とは?
回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士