不動産投資のQA

これって経費になるの、ならないの?確定申告する場合の項目はなに?そんな疑問に大家専門の税理士がお答えします。

築古のアパート。持ち続けるか?売却するべきか?

アパート1棟を相続時精算課税制度を使って生前贈与受けました。
築29年(軽量鉄骨造)で借入金もなく満室を維持しています。

しかし、築年数が古いので今後家賃の下落や修繕費・リフォーム等を考えた時、このまま持ち続けることに不安を持っています。

持ち続けた方がよいのでしょうか?
それとも売却も視野に入れた方がよいのでしょうか?

借り入れがないのであれば、持っていても損することはないと思います。
しかし、今後の大規模修繕がいくらくらいかかるかわからないのであれば不安だと思います。

まずは、今後15年~20年以内に大規模修繕でどのくらいの金額になるのかを見積もりを出してもらうことをお勧めします。

また、建て替えも検討されているのでしょうか?
建て替えは、立ち退き費用、取り壊し費用など多額に費用がかかります。

もし将来の立地に不安があるようであれば、売却することも考えるべきです。

建て替えの判断をズルズルと先送りにしてしまい、建て替えの時期に売却しても、買主とすれば立ち退き費用、取り壊し費用を見込んで購入金額を設定します。

つまり、買い叩かれる可能性があるということです。
売却の判断になるのであれば、高く売却できるうちに売却した方がよいのです。

最終的にどうするかを考えた上で、持ち続けるか、売却するかを判断した方がよいです。
その判断が難しければ、数値化することです。

建て替えまでの期間で事業計画を作成して、家賃下落、大規模修繕費用などを盛り込んで、手残りがいくら残るのかを数字で表すのです。

その数字を見れば判断できると思います。

2023/06/02

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渡邊 浩滋

税理士・司法書士

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

経営難だった実家のアパート経営を大きく改善し、大家さん専門の税理士事務所を設立。北海道から沖縄まで幅広く相談を受ける。セミナー、出版、連載など多方面で活躍。専門税理士ネットワーク『knees』メンバー。

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