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流山が人気/ダイヤ改正の東武野田線「住みたい街」

インベストオンライン編集部
流山が人気/ダイヤ改正の東武野田線「住みたい街」

2020年3月14日に大幅なダイヤ改正が実施された「東武アーバンパークライン(野田線)」。
このほど、その東武アーバンパークライン沿線住民400人を対象にした調査が行われ、「東武アーバンパークライン勝手に住みたい街ランキング」が発表されました。
また、沿線のイメージ、「穴場・好きな街」、「子育てに良い街」、「リタイア後に住みやすい街」などのランキングも発表されています。

東武鉄道株式会社

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東武アーバンパークラインとは

おさらい:東武アーバンパークラインとは
東武アーバンパークラインとは、東武鉄道の鉄道路線「野田線」の愛称です。東武アーバンパークライン
埼玉県の「大宮」と千葉県の「船橋」をつなぐ路線で、東京近郊のベッドタウンを走行する路線として都市間輸送を担っているほか、都心に向かう通勤・通学路線との乗り換え駅を複数有する交通利便性の高い路線であり、一方で身近に自然を感じられる公園などが多く点在し、憩いのある住みやすい路線です。

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「アーバンパークライン」ではなく「野田線」と呼ぶ人が74.7%

野田線
沿線住民390名を対象としてインターネット調査では、「東武野田線」とその愛称で2014年に導入した「東武アーバンパークライン」のどちらかを使用しているか調査したところ、
「東武野田線」と呼んでいる人は74.7%、「東武アーバンパークライン」と呼んでいる人は25.3%と、名称使用問題では「東武野田線」に軍配があがりました。

今回のダイヤ改正を契機に、「東武アーバンパークライン」という愛称も含めて改めてPRしていくとのことです。

沿線住民のイメージと住宅需要

東武アーバンパークライン(東武野田線)沿線住民400人を対象に行われた「住みたい街」、「穴場・好きな街」、「子育てに良い街」、「リタイア後に住みやすい街」調査の結果です。

「勝手に住みたい街ランキング」TOP10

1位:柏
2位:流山おおたかの森
3位:大宮
4位:船橋
5位:春日部
6位:新船橋
7位:新鎌ヶ谷
8位:岩槻
9位:大宮公園
10位:新柏

沿線住民に、「東武アーバンパークライン(東武野田線)で住みたい街」を調査した結果、1位は「柏」となりました。
「柏」は沿線のなかで人口約7万人(駅半径1km圏内で比較)と最も多く、小売りや飲食店が充実している街です。
「都心に出やすい」「日常の買い物に便利」といった点が評価されました。

2位の「流山おおたかの森」は2005年に駅が誕生した後、駅前には公共施設や商業施設、ホテル、高層住宅、北口には駅直結の多目的ホールやホテル、市民窓口センター、飲食店などがオープンし、賑わいのある街へ発展を遂げたエリアです。
「流山おおたかの森」がある千葉県流山市は、人口増加が続いています

「流山おおたかの森」が3冠

勝手にランキング

「穴場・好きな街」、「子育てに良い街」、「リタイア後に住みやすい街」の3部門で、「流山おおたかの森」が1位となりました。

「子育てに良い街」としては、「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーのもと、住宅や商業施設の開発、保育園の新設・増設、学童クラブの整備が市をあげて進められている点が評価されているようです。

「リタイア後に住みやすい街」としては、「買い物に便利」「都心・繁華街に出やすい」「街に活気がある」といった点が評価されています。

また、2021年9月には「流山おおたかの森」駅徒歩2分の立地に総戸数794邸の大型マンションが竣工予定です。

沿線のイメージ1位は「田舎っぽい」

アーバンパークラインイメージ東武アーバンパークラインのイメージ調査結果です。

1位は「田舎っぽい(41.0%)」となり、「人気がある」と回答した人は3.3%、「憧れがある」と回答した人は1.8%という結果になっています。

憧れや高級感があるとはいえない結果ですが、沿線の利便性・快適性・速達性を向上させる投資や取組を強化した結果、「アーバンパークライン」という愛称を導入した2014年以降からの5年間で沿線の1日の平均乗降人員数が約47,000人増加しました。

野田線乗降人員数

これに加えて、3月14日に実施されたダイヤ改正により、下記の通り利便性が向上しました。

  • 全線での急行列車運転開始による所要時間の短縮
  • 都心から他社線最終列車との接続ができる平日最終列車の大幅な繰り下げ
  • 着席通勤の需要に応える特急アーバンパークライナーの運転区間の拡充を実施

「東武アーバンパークライン」現在は「穴場路線?」

東武鉄道は現在も、多様化する価値観やライフスタイルの変化に合わせ、さまざまなニーズに応えるべく「住みごこちのよい住まいの開発」や「子育て施設の誘致」など、グループ全体で沿線の生活の利便性を高める住環境の整備を進めています。

東武アーバンパークラインは2020年時点では「穴場路線」という位置づけとなり、沿線地域は今後さらに住宅需要が増え、イメージも変わっていくかもしれません。

また、このように沿線全体の投資や取り組みがされる街は、人口増加や賃貸需要の増加が期待できるという例のひとつといえそうです。

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