東京都「マンション再生ガイドブック」を作成
東京都は平成30年3月、「マンション再生ガイドブック」を作成したと発表しました。
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東京の主要な居住形態・マンションの再生促進に向けて
分譲マンションの再生の促進を目的として作られたこの「マンション再生ガイドブック」は、管理組合や区分所有者向けに、知っておくべきことや合意形式を円滑に進めるためのポイントなどがわかりやすくまとめられています。
東京都内の分譲マンションの総戸数は平成28年末時点で約177万戸。
これは東京都の総世帯数のおよそ4分の1に相当します。
東京の主要な居住形態として広く普及しているマンション。
マンションを長く使っていくためには当然、適切な管理や修繕が適宜必要です。
しかし管理や修繕を行っていても、時間の経過とともに建物や設備の劣化などが進み、入居者にとって快適な居住空間を維持していくことができなくなる場合もあり、その場合はマンション再生のため、管理や修繕だけでなく、改修や建替えなど、大幅な再生工程が必要になることもあります。
例えば、都内のマンションのおよそ2割は1981年の建築基準法改正以前の基準で建設されていて、耐震性能的に問題がある可能性があります。
また耐震性能に問題はなくても、時代と入居者の変化によってニーズが合わなくなることも。これは資産低下の要因にもなり得ます。
こういった様々な理由でマンションを再生することは必要になりますが、マンションの再生には金銭面・時間面など負担が伴います。
区分所有者は早期の段階で将来の再生を念頭に置いておくことも重要でしょう。
窓口や区・市役所で無償配布
マンション再生ガイドブックでは、管理組合や区分所有者に向け、マンション再生の準備・検討について、建替えや敷地売却について、改修について、そしてマンション再生の相談窓口や都の支援制度についての紹介まで、再生のために必要な情報の大多数が掲載されています。
東京都はこの「マンション再生ガイドブック」を、都市整備局住宅政策促進部マンション課の窓口で無償配布するほか、区市等とも連携し、区・市役所などでも無償で配布します。
また、東京都マンションポータルサイトでも無料でダウンロードできます。
分譲マンション建替えガイド|東京都マンションポータルサイト
区分所有者の方や、所有を考えている方などはぜひこの「マンション再生ガイドブック」を手に入れ、将来の資産形成に向けて役立てましょう。
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