不動産投資のQA

これって経費になるの、ならないの?確定申告する場合の項目はなに?そんな疑問に大家専門の税理士がお答えします。

海外不動産を所有。確定申告は日本の物件と合わせて申告?

日本ですでに賃貸物件を持っていて、確定申告をしています。
今度、海外の不動産を購入して、賃貸経営をしようと思っています。

この場合の申告は、日本の物件と海外の物件を合わせて、確定申告すればよいのでしょうか?

日本と国外で発生する所得を合わせて確定申告する必要があります。

日本に住所がある居住者は、国内および国外で発生する所得を確定申告にて申告する必要があります。

つまり、全世界で生じた所得を全て申告しなければならないのです。

国外で発生する所得については、現地の申告が必要な場合があります。

すると、国外でも税金が取られることになります。日本の確定申告でも、同じ所得(国外所得)に対して課税されるため、二重課税になってしまいます。

そこで、二重課税にならないように、日本の確定申告では、国外で徴収された税金の一部を「外国税額控除」で、納税額から差し引くことになっています。

2019/02/10

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渡邊 浩滋

税理士・司法書士

渡邊 浩滋

税理士・司法書士

経営難だった実家のアパート経営を大きく改善し、大家さん専門の税理士事務所を設立。北海道から沖縄まで幅広く相談を受ける。セミナー、出版、連載など多方面で活躍。専門税理士ネットワーク『knees』メンバー。

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