渋谷ストリーム・渋谷ブリッジがオープン
旧東横線渋谷駅のホームおよび線路があった土地に建てられた複合施設「渋谷ストリーム」と「渋谷ブリッジ」が本日9月13日オープンを迎えます。
渋谷周辺の再開発事業の一環としての事業、2012年の「渋谷ヒカリエ」、2017年の「渋谷キャスト」に続く大型施設が誕生です。
東急電鉄が渋谷を「日本一訪れたい街」になることを目指しすすめられたこの計画。
JR線や国道246号線などを境に東西南北に分断されていた渋谷駅周辺ですが、渋谷駅から南側のエリアがつながり、回遊促進が期待されます。
【1分で分かる！新築一棟投資の魅力とは？】東京圏・駅徒歩10分圏内の物件紹介はこちら
渋谷ストリーム（SHIBUYA STREAM）
「ビッドバレー」が復活？グーグルが9年ぶりに渋谷に“里帰り”
「クリエイティブワーカーの聖地」をコンセプトに掲げる渋谷ストリームの14～35階のオフィスフロアには、グーグルの日本法人が入ります（2019年）。
グーグルは2001年、初の海外拠点としての日本法人が渋谷に設立され、その後2010年に六本木に移転していました。
“里帰り移転”となる今回の移転先、渋谷ストリームでは六本木の倍以上の人数が収容可能とのことです。
2000年頃、グーグル以外にもITベンチャー企業が集中し「ビッドバレー」と呼ばれていた渋谷周辺ですが、ここ数年はアマゾンが目黒へ、LINEが新宿へ移転するなど、オフィス事情は様変わりしていました。
しかし2019年に開業する渋谷スクランブルスクエア（東棟）にミクシィやサイバーエージェントといった大企業の新オフィスが入るなど、渋谷のオフィス賃貸事情は再び変換の時を迎えつつあります。
渋谷ストリーム概要
渋谷ストリームは地上35階、地下4階建て。高さは約180mと、近接するヒカリエとほぼ同じ高さになります。
4～6階は約700人が収容できるイベントホールに。上演はコンサート中心になるとのことです。4階にはホールのほかにアクティビティコートも年内オープン予定。
4・9～13階は「渋谷ストリームエクセルホテル東急」というホテルになります。
1～3階部分は商業ゾーンに。飲食店中心に30店舗が集まり、うち13店舗は日本初上陸や新業態などとなっており、話題のスペイン料理レストラン「XIRINGUITO Escribà (チリンギート エスクリバ)」など、注目度も高くなっています。
また1階、官民が連携して再生された渋谷川に面するグランドフロアには、稲荷橋広場・金王橋広場という2つの広場が誕生。渋谷駅南側エリアの玄関口となり、イベント会場としても使われるとのことです。
渋谷ブリッジ（SHIBUYA BRIDGE）
渋谷駅からは徒歩約7分。渋谷・恵比寿・代官山駅のおよそ中間に、「渋谷ブリッジ（SHIBUYA BRIDGE）」がストリームと同じく本日オープンです。
東横線渋谷～代官山間の地下化により新しくできたトンネルの上部、渋谷川と同じく新たに整備された遊歩道の先に建設されました。
ブリッジはA棟・B棟の2棟で構成されています。
A棟には保育所、B棟にはホテル・店舗・オフィスが入ります。
第1弾オープンとなった13日時点では、B棟のホテル（MUSTRAD HOTEL）と一部の飲食店がオープンしました。
また、2階オフィスには株式会社博報堂ケトルが入居となっています。オフィスには今後コネクション株式会社、株式会社フラッグの2社が年内入居予定です。
また、A棟の保育所「渋谷東しぜんの国こども園 small alley」は10月1日に開園を控えています。
渋谷再開発これからの予定は
渋谷周辺の再開発は今後も続き、オリンピック終了後も街は変化を続けます。
今後の大規模施設の開業・竣工予定▼
| 2019年度 | 開業 | 渋谷スクランブルスクエア東棟 |
| 2019年 秋 | 竣工 | 道玄坂一丁目駅前地区 |
| 2023年年度 | 竣工 | 渋谷駅桜丘口地区 |
| 2027年度 | 開業 | 渋谷スクランブルスクエア中央棟・西棟 |
若者の街であった渋谷にオフィスが増え、再び「ビッドバレー」再興となるのか。
今後ますます投資家からの注目も集まりそうです。
不動産投資は、立地で決まる。人口動向や賃貸需要に合わせた「新築一棟投資法」とは
