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渋谷の宮下公園、再開発でホテルや商業施設を整備

2020/02/16
インベストオンライン編集部
渋谷の宮下公園、再開発でホテルや商業施設を整備

※画像は2018年11月23日撮影の現在の建築中の渋谷・宮下公園

渋谷駅を宮益坂方面のヒカリエ側に出て、明治通りを原宿方面へ歩くこと5分。駐車場の上に広がる細長い立体公園である宮下公園は、フットサルコートやスケートパーク、ボルダリング施設などの設備を有した、若者にも人気な渋谷区の公園です。

この公園が再開発で商業施設やホテルも整備した、緑あふれる公園に生まれ変わります。

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宮下公園等整備事業の公募型プロポーザルとは

渋谷区は宮下公園設備の老朽化にともない、宮下公園等整備事業に関する公募型プロポーザルを実施すると発表しました。

宮下公園等整備事業の趣旨・目的

  • 「緑と水の空間軸」の実現と賑わいの創出
  • 渋谷駅中心地区の再開発との整合、駅と公園のアクセス強化
  • 2020 年東京オリンピック、パラリンピックを迎えるにふさわしい公園

宮下公園等整備事業に関する公募型プロポーザル実施要項概要

この公募型プロポーザルに、三井不動産と東京急行電鉄の2社から提案がありましたが、渋⾕らしい「発信⼒を持った公園」をコンセプトとした三井不動産の提案が採用されました。

採用された新宮下公園及び新渋谷駐車場の施設計画

新宮下公園計画
現在の宮下公園は、宮下公園の交差点で分断されています。そこをデッキでつなぎ一体化させます。
上空を植栽したみどりの天蓋(キャノピー)で覆い、中高木を適切に配置し、建物の上部と思えない緑があふれる空間を予定しています。

また、明治道路沿いには店舗が並び、3階建ての商業施設が建設されます。その一番原宿寄りには200室程度を有した17階建ての高層ホテルを建築。

従来からある、フットサルコートやスケートパーク、ボルダリング施設も配置予定です。

新宮下公園のスケートコートとボルダリング

新宮下公園及び新渋⾕駐⾞場 施設計画

宮下公園の駐車場収容台数

現在は、再開発工事のため、17年3月末で閉鎖しています。

宮下公園は、286台が収容できる駐車場を1階に併設していましたが、三井不動産の計画では、施設内に駐車場を243台以上、駐輪場は400台、バイク置き場も122台を設ける計画となっています。

新宮下公園の完成予定は19年8月

この公園、および施設開業は、2019年のラグビーワールドカップ直前の2019年8月を目指して工事が進められています。

渋谷の再開発は、渋谷区と大手不動産会社が連携し数多く進行中です。

今年の9月に渋谷ストリーム・渋谷ブリッジがオープン。来年の2019年には東急不動産が南平台に地上21階建ての大規模なオフィスビルを、そしてJR渋谷駅直上に超高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」道玄坂一丁目の駅前に新しい18階建ての商業施設とオフィスを兼ねた高層ビルが建築中です。

国内外から多くの人が訪れる観光地として、オフィスエリアとしても人気が高い渋谷。
2020年に向けて大きな再開発プロジェクトが多数進行しており、今後も注目が集まります。

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