関空ターミナル再開でインバウンド観光も復興へ
2018年9月4日に日本列島を直撃した台風21号により、関西国際空港が大きな被害を受けました。
この被害で、関西国際空港を利用する多くのインバウンド客に影響が出るのでは、と懸念されています。
当初、全面復旧までには1ヵ月程度はかかるのではと予想されていましたが、第1ターミナルは、今日、再開を迎えました。これを受け観光庁は「関西インバウンド観光リバイバルプラン※」を発表しています。
本日から、「ウェルカム・関西・ジャパンキャンペーン」として
・ 関空の復旧状況や元気な関西の状況についてのきめ細かい情報発信
・ 航空会社や旅行会社等による割引商品の設定
・ 関西地区の公共交通事業者による利用促進活動
・ 関西地区の観光施設等による割引キャンペーン
を打ち出し、関空ターミナル復旧のタイミングで関西地区におけるインバウンド観光を活性化させるため、韓国や中国の大型連休期間(※韓国秋夕…チュソク:9月 23 日~25 日/中国国慶節:10 月1日~7日)を挟んだ1ヵ月程度を集中キャンペーン期間と位置づけ、関係団体や事業者の協力のもと実施されます。
※関西を観光地として改めて「知ってもらう」、「来てもらう」、「行ってもらう」、「楽しんでもらう」を4つの柱として、JNTO、航空会社、旅行会社、関西圏の空港、公共交通事業者、小売店、飲食店等の幅広い観光関係者の協力を得て、外国人旅行者の関西への来訪を改めて歓迎する取組です。
本日より、「ウェルカム・関西・ジャパンキャンペーン」を開始します
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訪日外国人の訪問先1位の大阪、勢いを保てるか
観光庁が今年発表した訪日外国人消費動向調査によると、
訪日外国人観光客の都道府県訪問率は
1位/大阪府(39.1%)
2位/東京都(37.2%)
3位/千葉県(29.6%)
の順に高いことから、関西国際空港が玄関口となる関西地区のインバウンド動向が大きなカギを握ると思われます。
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ターゲットは中韓旅行客
ここ数年、順調にインバウンド消費が伸びていたこともあり、書き入れ時となる中国、韓国の大型連休期間に来日客が減少するのは避けたいところです。
しかも、訪日外国人旅行消費額の約70%をこのアジア圏が占めているとなれば、この「関西インバウンド観光リバイバルプラン」というアクションが有効打となるのか期待が寄せられます。
不動産投資目線で見た場合、民泊事業にも大きく関わる局面となるだけに、関西の復興とインバウンドの回復が待たれます。
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