レポート

【イベントレポート】不動産テック協会設立イベント

2020/03/11
インベストオンライン編集部
【イベントレポート】不動産テック協会設立イベント

2018年11月28日(水)に東京・朝日生命大手町ビル2Fで開催された、不動産テック協会設立イベント〜不動産テック協会活動報告と最新版不動産テックカオスマップ発表〜」のイベントレポートです。

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イベント会場の様子

当日の会場は100名を超える参加者が集まり、不動産会社やIT会社とおもわれる方々を中心に多くの人でにぎわっていました。
不動産テック協会の理事の方々を中心に、歓談や、名刺交換をする姿が随所でみられました。

代表理事の開会の挨拶にはじまり、国土交通省 大臣官房 建設流通政策審議官 北村知久氏の挨拶がありました。
そして、理事・顧問の方々の紹介の後に、顧問をつとめる方々の講演へとうつりました。

講演

長嶋 修氏

インスペクションの例

不動産コンサルタントで、日本ホームインスペクターズ協会理事長の長嶋修氏の講演は、「宅地建物取引業法の一部を改正する法律」や、中古住宅の瑕疵保険制度の課題などを解説したのち、ホームインスペクターの視点から購入判断した過去の不動産売買の事例を写真で紹介されました。

また、海外のホームインスペクションの紹介や、中古物件の価格の査定方法について、立地や地盤の見分け方など盛りだくさんな内容となっていました。

本間 英明氏

本間英明氏

本間氏は株式会社エスクロー・ エージェント・ジャパン信託の取締役で、米国の不動産について造詣が深く、エージェントが介在する米国の市況については、
「2017年の中古住宅売買数は最高値となり、2018年は少し落ちるも、数年は値崩れしない見通し」とのことです。
また、米国の不動産テックの現状や課題、また今後の展望について講演されました。

尹 煕元氏

尹煕元氏

尹氏はCMDラボ代表。金融データの分析や可視化など先駆的な取り組みを続けています。
「リーマン・ショックの経緯から、日米の株価の変動や土地の価格の推移など、可視化できる数値をもとにAI化が進んでいますが、AIは万能ではない」
「人間の生活に密接な不動産は、テクノロジーだけではなく、“夢”という切り口も必要」と講演されました。

2018年11月28更新 不動産テックカオスマップ

代表理事より最新版のカオスマップも公開されました。
カオスマップ
一般社団法人不動産テック協会

今回、各カテゴリーにおいて、基準を定義したため、3月に公開したカオスマップから、追加したサービス、削除したサービスがあるとのことです。

詳しくは不動産テック協会のサイトを参照ください。

不動産テックの展望

株式会社矢野経済研究所が2018年11月28日に発表した「不動産テック市場に関する調査を実施(2018年)」によると、“国内不動産テック市場規模は2020年度には2017年度比64.1%増の6,267億円に拡大すると予測”しています。

日本の不動産業界の課題である、中古住宅の流通の拡大は、情報を可視化し、情報格差をなくして売り手と買い手をマッチングできるようになれば、糸口も見えます。
地方を中心にした空き家問題も、今後、業界としてテック化をすすめることで、あらたな活路がでてくるかもしれません。

今後も不動産テック協会の活動に、期待が寄せられます。