太陽光発電の結局、インボイスの登録必要?
太陽光発電収入があります。
インボイスの登録は必要になるのでしょうか?
免税事業者は、インボイス登録しなくても今まで通り益税が受けられます。
「免税事業者は、インボイス制度に関する対応は不要です。インボイスの登録がなくとも、現行の買取価格が変更されることはありません。」
(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)のインボイス制度の対応についてHP上で公表しました。
さらに、今後新たにFIT認定を受ける場合においても、
「2023年度以降、新たにFIT認定を受けようとされる際も、免税事業者に該当する方については、これまでと同様、インボイス発行事業者としての登録がない場合にも、FIT認定を受けることが可能です。」
なお、課税事業者に該当する方については、インボイス発行事業者としての登録を行うことをFIT認定の要件とする予定としています。
つまり、免税事業者は、インボイス登録しなくても今まで通り益税が受けられます。
また、今後も免税事業者は、インボイスの登録なくても、FIT認定を受けられることになます。
免税事業者に寛大な結論になったという印象です。
これはインボイス登録状況について資源エネルギー庁が調査をした結果、益税になる部分の影響が少ないと判断できたからかと推測されます。
したがって、太陽光発電を免税事業者でやるメリット(益税)は大きいと言えます。
免税事業者で太陽光発電をしている方は、
太陽光発電収入だけの法人にして課税売上を増やさないようにする等の課税事業者にならない対応を検討した方がよいかもしれません。
ただし、消費税還付を受ける場合には、課税事業者であることが必要になるので、インボイス登録をすることになるので注意してください。
なお、総合資源エネルギー調査会における再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会(2023年2月9日)の意見では
という意見が挙がっております。
太陽光発電収入がある場合のインボイス登録は一旦必要はありません。
しかし、インボイスの経過措置期間が終わった後などの今後の対応はまだ不透明といえます。
2023/07/07
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回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士