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コロナの影響でまだ確定申告ができていない…どうすれば?

新型コロナウイルス感染症の影響で家から出るのが怖く、まだ2019年度分の確定申告ができていません。期限が延長になったと聞いたのですが、具体的にどうすればいいのでしょうか?

当初は1ヵ月の延長ということでしたが、実質的に期限はなくなりました。ただし、申請書に一定の事項を記載する必要があります。

新型コロナウイルス感染症の影響で、確定申告の期限が1ヵ月延長されたことはみなさんご存知かと思いますが、緊急事態宣言の影響などもありまだ確定申告が終わっていないという方も少なくないようです。

このような状況を受けて、国税庁では当初の延長期限である4月17日以降の確定申告についても柔軟に申告を受け付けることとしたとホームページに掲載しています。

よって、申告できる状況になってから申告をすれば、従来のような延滞税の対象にはなりません。
また、現在は感染症対策の一環として、原則として事前予約制にて受付をしています。
電子申告であれば随時可能です。

確定申告書を作成する際の注意点

今回の納付期限の延長については、納税者が別途書類を作成して申請する必要はありません。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響による期限延長であることがわかるように、確定申告書の右上の余白に次のように記載する必要があります。

「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」

書面で提出する方は、手書きで記載すれば問題ありません。
電子申告する方は、送信準備画面に表示される特記事項の部分に、当該文言を入力して送信してください。

これにより実質的には申告期限がなくなったような状況になっていますが、政府が行っている持続化給付金など一部の給付金を受給するためには、2019年度の確定申告書の控えが必要になるので、できる限り早めに申告を済ませることをおすすめします。

2020/06/15

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棚田 健大郎

行政書士

棚田 健大郎

行政書士

大手人材派遣会社、不動産関連上場会社でのトップセールスマン・管理職を経て独立。棚田行政書士リーガル法務事務所を設立。現在に至る。

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