愛知が上昇、平成30年6月…全国マンション価格指数
国土交通省が、平成30年6月分の住宅・商業用不動産の不動産価格指数を発表しました。
全国の住宅総合を見ると、112.4ポイントと対前年同月比では2.6%上昇しています。
今回も、区分マンション、一棟マンション・アパートの不動産価格指数に注目します。
国土交通省:不動産価格指数(平成30年6月・第2四半期分)の公表
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マンション価格上昇トレンド変わらず
マンション(区分所有)の不動産価格指数は、141.7(先月:140.4)ポイントと先月と変わらずほぼ横ばいとなりましたが、前年同月が135.3ポイントだったことを考えると、まだ上昇トレンドにあるようです。
商業用不動産の不動産価格指数では、前四半期と比べると「店舗」、「オフィス」、「マンション・アパート(一棟)」ともにやや下降しています。
不動産価格指数(住宅)
全国の住宅総合…112.4(先月:111.8)
住宅地…101.1(先月:101.4)
戸建住宅…102.1(先月:101.3)
マンション(区分所有)…141.7(先月:140.4)
※2010 年平均=100
不動産価格指数(商業用不動産)
全国の商業用不動産総合…122.7(前四半期:123.6)
店舗…135.0(前四半期:138.1)
オフィス…132.5(前四半期:136.4)
マンション・アパート(一棟)…134.0(前四半期:136.0)
※2010 年平均=100
東京・愛知・大阪/大都市圏のマンション・アパート価格動向
マンション(区分所有)の不動産価格指数、前年同月比は以下のとおり。
東京/3.7%
愛知/14.8%
大阪/7.4%
前回の発表と同様、愛知が大きな伸びをみせています。
一方、マンション・アパート(一棟)では、
三大都市圏(南関東圏・名古屋圏・京阪神圏)/3.1%
三大都市圏以外の地域/▲2.6%
南関東圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)/2.1%
大都市圏では引き続き不動産価格指数の堅調な上昇がみられますが、三大都市圏以外の地域は下降しています。
引き続き、マンションの価格指数は上昇。しかし、マンション・アパート(一棟)では大都市圏以外の地域で下降に転じています。マンション価格の高騰が落ち着き、価格も下がってくるのはいつになるでしょうか。
今後の価格推移に注目します。
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