不動産投資先に人気拍車か・インバウンド大阪1位
7月18日、観光庁は訪日外国人観光客の都道府県訪問率の1位が大阪となったことを発表しました。
1位~5位の順位は以下のとおりです(「訪日外国人消費動向調査の結果概要」より)。
1位 大阪府(39.1%)
2位 東京都(37.2%)
3位 千葉県(29.6%)
4位 京都府(26.8%)
5位 福岡県(12.0%)
また、都道府県別にみる訪日観光客の1人当たり旅行中支出は、北海道が11万円と最も高く、次いで東京都(9万7千円)、長野県(7万7千円)、沖縄県(6万9千円)の順となっています。
訪日外国人消費動向調査2018年4-6月期(1次速報)及び1-3月期(2次速報)について
不動産投資先として、海外からの旅行客を多く取り込む大阪に注目している方も多いのではないでしょうか。
大阪のなかでも、特に大阪市は西日本最大の人口を誇る都市です。
不動産投資目線で考えた時、人口の推移は家賃や資産価値を大きく左右するファクターとなります。
2018年4月に総務省から発表された平成27年の住民基本台帳人口移動報告によると、転入超過率は東京都が0.57%と最も高く、次いで千葉県(0.26%)、埼玉県(0.21%)、神奈川県(0.15%)となっています。
ちなみに、インバウンドで盛り上がる大阪府の転入超過率はほぼ横ばいであるものの、「大阪市」に絞ってみると転入超過率は0.41%、前年に比べて0.04ポイント上昇しています。
総務省「住民基本台帳人口移動報告 平成29 年(2017 年) 詳細集計結果より作成
全国的に人口減少が進み、ますます東京に一極集中する傾向です。
しかし、東京以外の地域であっても、エリアを絞ることでポジティブな人口の動きも見えてきます。
人口増加のこうしたデータも参考に、これからの投資先を検討してみてはいかがでしょうか。
不動産投資は、立地で決まる。人口動向や賃貸需要に合わせた「新築一棟投資法」とは