青色事業専従者給与の支給額として年間600万円などの支給は可能?
個人で事業的規模で賃貸経営をしています。
事業的規模であれば家族に給与が支給できると思います。
例えば、妻に毎月50万円で年間600万円の給与を支払うことも可能なのでしょうか?
その場合、保険や年金を自身で払う必要が出て来るかと思いますが、税金的こちらの方がかなり得になるのではないかと思いまして。
ご見解をお聞かせ頂けますと幸いです。
月50万円の専従者給与の支給は難しいですが、役員給与の場合は労務の対価とは紐付かないので、月50万円の支給は可能かと考えます。
青色事業専従者給与の要件の中に「青色事業専従者給与の額は、労務の対価として相当であると認められる金額であること。」とあります。
業務内容と月50万円のバランスが取れているかで判断されます。
賃貸経営の専従者で月50万円の仕事はなかなか難しいと思います。
よって、月50万円の専従者給与の支給は難しいと考えます。
なお、役員給与の場合は労務の対価とは紐付きません(経営の結果や責任が業務となるため)。
ですから、役員給与の場合には(もちろん業務の規模によりますが)月50万円の支給は可能かと考えます。
2020/04/01
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回答者渡邊 浩滋
税理士・司法書士