渋谷フクラス内に新生「東急プラザ渋谷」開業
12月5日、渋谷駅西側に位置し、旧東急プラザの再開発ビルである「渋谷フクラス」内に、「東急プラザ」が開業となりました。
都会の大人をターゲットにした全69店舗がオープンです。
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「渋谷フクラス」とは
「渋谷フクラス」は、「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」により作られたビルの名称です(「膨らます」という日本語が由来)。
東急グループが中心となり推進されたこの事業は、旧東急プラザ渋谷および隣接する街区一体を開発する渋谷駅周辺再開発のプロジェクトのひとつとなっています。
「渋谷フクラス」外観(北東側)イメージ(日中/夜)▼
道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合 東急不動産株式会社
オフィス・商業施設(東急プラザ渋谷)が入居
渋谷フクラスはオフィスや商業施設が入居する複合施設となっています。
施設概要は下記の通りです。
17階…産業進出支援施設
2~8階、17・18階…「東急プラザ渋谷」
1階…バスターミナル、観光支援施設
地下1階~2階…三井住友銀行
所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号
敷地面積:約3,336㎡
延床面積:約58.970㎡
高さ:約103m
階数:地下4階~地上18階(建築基準法上は19階)
1階のバスターミナルには、一般路線バスに加え、羽田・成田空港から空港リムジンバスも乗り入れます。
それに加えて手荷物預かり、観光案内などの機能を備えた観光支援施設(ツーリストインフォメーション)「shibuya-san(シブヤサン)」を併設し、渋谷駅周辺の国際競争力を一段と高める計画です。
「シブヤサン」の開業予定は2019年12月中とのことです。
また、17階には産業進出支援施設として、東急不動産が都内で展開する会員制シェアオフィスの10店舗目となる「ビジネスエアポート渋谷フクラス」が12月9日(月)に開業します。
こちらには空港リムジンバス利用客などグローバルなビジネス層の利用を想定し、利用者がいつでも快適に仕事や休息の時間を過ごせるよう、シャワーブースなども用意されています。
大人をターゲットにした新生「東急プラザ渋谷」
渋谷フクラス2~8階、17・18階に新しく生まれ変わった「東急プラザ渋谷」が開業となりました。
「大人をたのしめる渋谷へ」をコンセプトに、「食」「健康」「美」「趣味」「ライフプラン」に関する店舗全69店がオープンします。
17・18階には、渋谷を一望できるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA(シブニワ)」が設置され、新生「東急プラザ渋谷」のシンボルとなります▼
東急不動産ホールディングス
その他の店舗例▼
5階…ソフトバンクロボティクスが初めて手掛ける「人とロボットが共に暮らし、働く社会」を体現したカフェ「Pepper PARLOR」などが出店する「シブヤライフラウンジ」
6,7階…飲食フロア「シブヤグラン食堂」
8階…目的来店型のサービスフロア(「酒井歯科室」「東急リバブル」)
新時代のニーズに応える商業施設に進化して生まれ変わる「東急プラザ渋谷」は、「都会派の感度が成熟した大人たち」をターゲットに、新しいライフスタイルル「MELLOW LIFE」を提案していくとのことです。
ビル他部分および周辺の地域貢献施設の整備も
フクラス2階は渋谷駅とデッキで接続し、エレベーターやエスカレーターにより多層な都市基盤をバリアフリーで上下に結ぶアーバン・コア(立体的歩行者動線)が整備されます。
フクラスがハブとなり、渋谷駅や周辺エリアへ上下左右に移動しやすい歩行者ネットワークを実現するのです。
道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合 東急不動産株式会社
また、誰もが安心して巡ることができる憩いの場として、地下2階には、地元商店街へ配送業者が利用可能な地域荷捌き所が設置され、来場者の安全性・快適性や街の回遊性の向上が図られ、周辺の地元商店街の賑わいを創出する計画となっています。
「100年に1度」と言われる渋谷再開発について
渋谷ヒカリエ開業(2012年)から7年。「100年に1度」と言われる渋谷の再開発も、2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に、ずいぶんと進んできました。
東急グループ中心に進められた渋谷再開発事業▼
東京急行電鉄株式会社 東急不動産株式会社
上記の他にも2019年11月には生まれ変わった渋谷PARCOが開業するなど、渋谷は再開発のピークに達した印象があります。
「若者の街」であった渋谷で、「大人」をターゲットにした街づくりが続きました。
この再開発の影響は、街全体、さらに渋谷周辺の地域まで、人々の動線・回遊性に影響が及ぶことは必至といえそうです。
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