45ヵ月連続で上昇 全国住宅不動産価格指数
国土交通省は平成30年8月分の住宅・商業用不動産の不動産価格指数を発表しました。
不動産価格指数は、IMF等による国際指針に基づき、不動産市場価格の動向を表すものとして、国土交通省が作成したものです。全国・地域別、住宅・商業用別の市場分析を通じて、投資環境の整備などが進むことを目的としています。
インベストオンラインでは今回も区分マンション、一棟マンション・アパートの不動産価格指数に注目します。
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住宅の不動産価格指数 45ヵ月連続で上昇
▼全国の不動産価格指数(住宅)の推移
平成30年8月分の全国の住宅総合の不動産価格指数は【111.9】。前年同月比が45ヵ月連続で上昇となりました(前年同月:109.5)。
変わらず区分所有のマンションが上昇しています。
▼不動産価格指数(商業用不動産)の推移
平成30年第2四半期分の全国の商業用不動産総合は【123.1】でした(前四半期123.6)。
商業用不動産では、「倉庫」が大きく上昇し、続いて「工場」が上昇しています。
不動産価格指数(住宅)
マンション(区分所有)以外は先月よりもポイントが下がっています。
全国の住宅総合…111.9(先月:112.9)
住宅地…101.4(先月:141.5)
戸建住宅…101.2(先月:102.1)
マンション(区分所有)…142.2(先月:141.5)
※2010年平均=100
▼全国・三大都市圏の不動産価格指数と前年同月比
不動産価格指数(商業用不動産)
すべての不動産で先月よりもポイントが下がっています。
全国の商業用不動産総合…123.1(前四半期:123.6)
店舗…135.9(前四半期:138.1)
オフィス…133.2(前四半期:136.4)
マンション・アパート(一棟)…134.3(前四半期:136.0)
※2010年平均=100
▼商業用不動産価格指数と前年同期比
東京・愛知・大阪/大都市圏のマンション・アパート価格動向
区分所有のマンションの不動産価格指数の前年同月比はのきなみプラスとなっています。
東京…3.9%
愛知…3.8%
大阪…1.1%
前回の発表で大きく伸びていた愛知、大阪の伸びは落ち着き、7月にマイナスであった東京都はプラスに転じました。
マンション・アパート(一棟)では
三大都市圏(南関東圏・名古屋圏・京阪神圏)…3.4%
三大都市圏以外の地域…▲2.5%
南関東圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)…2.4%
前回の発表と変わらず、三大都市圏と南関東圏は堅調な伸びを見せ、三大都市圏以外の地域は下降傾向という状況が続いています。
マンション価格指数の上昇トレンドは変わらず、ついに45ヵ月連続の上昇となりました。
マンション価格が上昇し続ける状況はいつまで続くのでしょうか。引き続きマンション・アパートを中心に価格の推移に注目していきます。
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