床暖房 [ゆかだんぼう]

床暖房とは、床下に電熱線あるいは温水パイプを設置し、電熱線に流れる電気、あるいはガスで沸かした温水によって床を暖める仕組みのことです。

床暖房のメリット

ふく射という、遠赤外線で部屋全体を暖める形であるため、部分的に部屋を暖めるほかの暖房器具よりも優れている点が多いのが特徴です。
床暖房はほかの暖房器具と比較すると、次のような点がメリットとしてあげられます。

部屋を広く使えて音が静か

床暖房

床暖房は熱源が床下か、家の外にある(給湯器の場合)ので、ストーブやファンヒーターと違い、場所を取りません。また、エアコンやファンヒーターのような音も出ることなく、静かに過ごせます。

空気をきれいに保てる

石油系のストーブやヒーターは、部屋で燃焼させるため空気がこもるだけではなく、安全面でも子どもや年配者には向いていない暖房器具です。一方、床暖房ならクリーンな空気を保て、一酸化炭素中毒や火事などの心配がありません

耐用年数が長い

床暖房の温水パイプは耐用年数が30年以上と長くなっています。ただし、熱源機の耐用年数は他のガス器具と同程度です。

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監修:棚田 健大郎