ホームセキュリティ [ほーむせきゅりてぃ]
ホームセキュリティーとは、不審者や泥棒、ストーカーや空き巣などが家に侵入しようした時に、センサーで感知し、警備会社が駆けつけてくれるというサービスのことです。防犯対策としても有効ですが、お年寄りの一人暮らしのケースなどでは、家の中で怪我をしたり、火を消し忘れていたりといった危険も知らせてくれるサービスもあります。
最近では、入居者の安全と安心を考えて、賃貸物件でもホームセキュリティと同様のサービスを導入するケースも出てきているようです。
ホームセキュリティの必要性
1.空き巣対策
空き巣の犯人に回答を求めた調査で、空き巣に入ることをやめた物件の理由について、
「警備会社と契約していたから」
など、ホームセキュリティ関連の理由が多くあげられたそうです。
また、空き巣がターゲットの家に侵入する方法の多くは、窓のガラス破りともいわれています。
以上のことからも、空き巣対策として、ホームセキュリティを導入することの有効性が分かります。
2.ストーカー対策
ストーカー被害は年々増加傾向にあります。
ホームセキュリティに加入していれば、自宅まで付きまとわれた際に緊急ボタンを押すと、警備会社が自宅まで駆けつけて迅速に対応し、必要があれば警察へ通報してくれるのです。
また、防犯カメラを設置していれば証拠も残るので、犯人を捕まえやすくなります。
3.高齢の親の見守り
高齢の親と離れて暮らしている場合にも、ホームセキュリティが活躍します。
- 持ち運びのできる救急用ボタン
- 高齢者にも分かりやすいホームコントローラー
- 持病のある方には救急と介護のサービスを組み合わせた救急時対応サービス
- その他火災探知機の設置
など高齢者世帯向けのさまざまなサービスがあります。
4.子どもの見守り
核家族化が進み、共働き夫婦の増加も見られる現代では、子どもが学校から帰宅して1人で家にいる状態も珍しくありません。
子どもに対する犯罪の多くが自宅や自宅周辺で起きているというデータもあるようです。
ホームセキュリティでは、親のスマホと連携して、子どもが帰宅して在宅モードに切り替えた時に親に通知がいくシステムもあります。
賃貸物件でもホームセキュリティの導入が可能
アパートやマンションなどの賃貸物件でも、ホームセキュリティを導入できるプランがあります。
金額については、1室あたり4,000円前後と比較的低料金で最先端の防犯設備を完備することが可能です。
一人暮らしの防犯意識が高まりつつありますので、うまくアピールすれば入居者募集に有利に働く可能性もあるでしょう。
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監修:棚田 健大郎