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STEP1:不動産投資とは

不動産投資家をするのはどんな人?

昔は不動産投資というと地主さんや一部の資産家がすることというイメージでしたが、2000年代に入り価格が手頃な区分マンションが流通したこともあり、最近では30~50代の一般的な年収のサラリーマン投資家が多くなりました。

サラリーマン投資家が増加したのは、主に次のようなメリットがあるからです。

1:サラリーマンは融資が受けやすい

区分マンションとはマンション一棟ではなく、一部屋ごとに所有するタイプのマンションのことで、年収が500万円前後の会社員の方でも金融機関から融資を受けて投資することが可能です。

住宅ローンを組んでマイホームを購入している方でも、審査の結果次第では問題なく不動産投資ローンを組むことができます。

2:損益通算による節税効果

不動産所得は減価償却費が計上できることから、キャッシュフローが黒字でも帳簿上赤字にすることが可能です。

不動産所得の赤字は確定申告をすることで会社員の給与所得と損益通算(相殺)できることから、源泉徴収された所得税の還付を受けられるという節税効果があります。

3:副業にしやすい

不動産投資は物件さえ購入すれば、賃貸管理などの実務のほとんどは管理会社に委託できるので投資家自身がやることはほとんどありません。

忙しい会社員の方でも時間を拘束されることがほとんどないので、副業として非常に魅力的です。

4:生命保険代わりになる

不動産投資ローンを組む際には「団体信用生命保険」に加入することになります。
ローンを組んでいる本人が死亡した際に、ローン残高相当額の保険金が金融機関に支払われるため、生命保険の代わりとしての効果があるのです。

残された家族にローン返済の負担はないため、家賃収入を生活費にすることもできますし、まとまった金額が必要な際には売却して現金化することもできます。

不動産投資は、立地で決まる。人口動向や賃貸需要に合わせた「新築一棟投資法」とは

解説者棚田 健大郎

行政書士・マンション管理士・宅地建物取引士・管理業務主任者・敷金診断士・ファイナンシャルプランナー