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四谷の再開発は2019年に竣工予定 人気上昇中

2020/03/12
インベストオンライン編集部
四谷の再開発は2019年に竣工予定 人気上昇中

先日ご紹介したメジャーセブンの調査「住んでみたい街ランキング」で昨年20位から今年11位と、大きくランクアップした四谷。
(町名は「四谷」ですが駅周辺は「四ッ谷」と表記されることが多いようです)

人気のヒミツは、立地(利便性・将来性・資産性)と再開発にあるようです。
今回は四谷という街と再開発について、改めて注目します。

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四谷駅前の再開発事業

2016年に着工した四谷駅前の再開発事業。正式名称「四谷駅前地区第一種市街地再開発事業」といいます。

※3月28日追記
3月27日、このプロジェクトの地区名称が「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」に決定したと発表がありました。
独立行政法人都市再生機構

完成予想図▼
四ツ谷再開発完成予想
独立行政法人都市再生機構

抜群のアクセスの良さを誇る四谷

23区のおよそ真ん中に位置し、丸の内・新宿・霞が関・六本木・渋谷・銀座など東京を代表する各拠点が3㎞圏内外にあり、「都心の中心」である四谷。
東西方面にはJR中央線・総武線、南北方面には東京メトロ南北線、環状には丸の内線と、アクセスは抜群です。
アクセスの良い四谷
独立行政法人都市再生機構

再開発のエリアは?

再開発エリアは東京都新宿区四谷1丁目、JR四ツ谷駅の西側で新宿区側
該当区域には2007年に閉校した四谷第三小学校跡地と、財務省公務員宿舎跡地を含み、隣接地の一体整備による土地の有効高度利用及び都市機能の集積を図ります。

再開発の位置
独立行政法人都市再生機構

どんな施設ができるの?

駅前再開発は四谷初。駅前の賑わい・交流地点が創造され、四谷のランドマークとなる施設は2019年度に竣工予定となっています。

施設は地上31階、地下3階、延べ面積約139,700㎡、高さ約145mという超高層ビル。天井高2,800㎜、基準階専用面積約640~660坪、非常用電源設備による72時間の電力供給という高機能なスペックを備えた大型オフィスを中心に、商業施設、住宅、教育施設、公益施設という大規模且つ多機能な構成の複合施設となります。

四ツ谷駅から見た外観・オフィス1階エントランスイメージ▼
オフィス
独立行政法人都市再生機構

うち公益施設には、文化国際交流点機能として国際交流基金と国際観光振興機構の入居、スポーツもできる多目的施設の導入が予定されているとのことです。

配棟イメージ▼
配棟イメージ
独立行政法人都市再生機構

緑豊かな空間と防災性の向上・帰宅困難者対策も

特徴のひとつに「約5000㎡に及ぶ緑豊かな空間」があります。
広場や歩道上空地、建物低層部で多種多様な緑化が行われ、さらに外濠周辺の豊かな緑と繋がる緑化空間が計画されています。

また、北西側に賑わいの核となる約3300㎡の広場(地域の広場)、駅前側には交流空間として約1000㎡の広場(出迎えの広場)が設けられ、双方の広場をつなぐパサージュも整備される予定です。

配置図▼
配置図
独立行政法人都市再生機構

施設利用者や地域に配慮した防災性及び帰宅困難者対策も特徴のひとつとなっており、2つの広場は災害時には帰宅困難者の一時滞在場所(出迎えの広場約1000㎡)、地域住民の一時集合場所(地域の広場約3300㎡)が設けられます。
また、災害時に利用できるマンホールトイレ等の整備、区道の拡幅や歩道上空地の確保により、防災性能を高め、防災活動拠点として機能する計画となっているほか、必要な備品を備える地域防災倉庫も設置予定となっています。

高い資産性 再開発×山手線内側という希少エリア

この再開発事業によりますます人気に拍車がかかる四谷ですが、四谷は古くから住宅地として人気の街でもあります。

交通の利便性に加え山手線内側というエリアである四谷は、物件の供給量は多い方ではなく、希少性が高いといえます。
そのうえ、今後供給過多になる可能性は低いとみられており、2020年の東京オリンピック・パラリンピック終了後も値崩れしづらいでしょう。

現在再開発がすすんでいる品川や目黒など、大規模な再開発は人気と地価を上昇させます。
とくに品川は冒頭で述べた「住んでみたい街ランキング」でも昨年6位から今年2位にランクアップしています。

投資目線でも四谷に注目してみてはいかがでしょうか。

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